大手家電メーカーのPanasonic(パナソニック)では、家電だけでなく体組成計など健康機器も発売しています。実際、Panasonicの体組成計は評価は高いのでしょうか?Panasonicの体組成計の特徴やデメリット、価格について解説します。また、Panasonicの他に人気の高い体組成計ブランドもご紹介します。
Panasonic(パナソニック)の体組成計の特徴
Panasonic(パナソニック)の体組成計の価格や機能、測定できる項目についてご紹介します。体組成計は、メーカーごとに機能や特徴が異なるため、購入する前にどのような特徴があるのかチェックしましょう。
なぜ体組成を測定するのか
健康状態を計測できる機器は、主に体重計、体脂肪計、体組成計に分けられます。特に、体組成計は脂肪や筋肉、水分量など詳細な項目まで測定できるため、より詳しく健康状態を把握できます。
健康状態を詳しく把握することは、健康管理だけでなく、ダイエットやトレーニングにおいても役に立ちます。
健康管理
体重計や体脂肪計は、体重や脂肪の変化のみ把握できます。しかし、体組成計の場合は、体重や脂肪だけでなく、筋肉量や骨量まで測定できるため、筋肉や骨の衰えも把握できます。
さらに、基礎代謝や体年齢も測定できるため、体全体の健康状態を数値としてチェックできます。
ダイエット
体組成計は、ダイエットの際にも便利です。健康的に痩せるためには、体重だけでなく、体脂肪率や筋肉量なども意識しなければいけません。特に、筋肉は脂肪の蓄積を抑制し、エネルギー消費を増やす役割もあります。体重ばかりに注力するのではなく、体組成計で定期的に筋肉量を測定することで、より健康的に痩せられます。
トレーニング
トレーニングにおいても、体組成計は役立ちます。体組成計で、体重、体脂肪率、筋肉量、基礎代謝を継続的に測定することで、自身のベストコンディションを把握できます。
さらに、メーカーによっては、筋肉の質を測定できるものがあるため、スポーツ選手のトレーニングにおいても体組成計を活用する人がいます。
Panasonicの体組成計で測定可能な項目
Panasonicの体組成計は、主に以下の項目を測定できます。ただし、機器によって測定項目が変動するため、購入する際は公式サイトにて測定項目を確認してください。
- 体重
脂肪や筋肉を含めた体全体の重さです。食べ物や排泄によって、1日の間で変動することがあります。
- BMI
肥満の指数であり、体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)で計算されます。BMIが25以上は肥満とされています。
- 体脂肪率
体重に占める脂肪の割合です。体脂肪率が高いと、生活習慣病の発症リスクが高まると言われています。
- 皮下脂肪率
体重に占める皮下脂肪の割合です。皮下脂肪率が高いと、プロポーションのくずれに大きく影響します。
- 基礎代謝
生命の維持に使われるエネルギーです。筋肉量を増やすと、基礎代謝量が増え、エネルギーを消費しやすくなります。
- 筋肉レベル
体重に占める筋肉の割合です。筋肉の量が減少すると、基礎代謝の低下や疲労回復の衰えの原因になります。
- 骨レベル
体重に占める骨の割合です。骨密度ではなく、骨の量を示しています。
特徴
上述のように、メーカーごとに体組成計の特徴は異なります。Panasonicにおいては、コンパクトなデザインかつ、リーズナブルな価格が特徴です。
デザイン
Panasonicの体組成計の多くは、厚さ3cm以下とコンパクトに設計されています。そのため、家具や家電のわずかな隙間にも収納できます。また、表面には強化ガラスが採用されているため、コンパクトでありながらも、しっかりとした強度を保てます。
価格
体組成計の価格は、5,000〜10,000円が相場です。TANITA(タニタ)やOMRON(オムロン)の高精度な体組成計に関しては、15,000円以上のものも多くありますが、Panasonic(パナソニック)では10,000円を超える商品はほとんどありません。リーズナブルな価格が多いため、比較的手に入れやすいことが特徴です。
搭載機能
Panasonic(パナソニック)の体組成計には、ユニークな機能が搭載されています。過去の体重と現在の体重を1画面で比較できるようになっており、目標数値を達成した場合にはキラキラ画面表示のご褒美機能が搭載されています。目標を達成するごとにキラキラ表示がされるため、楽しくダイエットを継続したいという方におすすめです。
デメリット
高機能でありながらもリーズナブルなPanasonic(パナソニック)の体組成計ですが、一方でアプリ連携ができないというデメリットもあります。
アプリ連携ができない
体組成計は、アプリと連携することで、スマホで測定データを一括管理できます。JouleLifeやTANITA(タニタ)などの体組成計はアプリ連携が可能ですが、Panasonic(パナソニック)ではアプリ連携に対応した体組成計が発売されていません。ダイエットやトレーニングで、スマホでいつでも測定データを確認したい方にはPanasonicの体組成計はあまりおすすめできません。
誤差が生じる
体組成計は、測定方法やタイミングによって誤差が生じることがあります。Panasonic(パナソニック)の体組成計でも体重や体脂肪率の数値がブレることがあり、測定できなかった場合には「U13」と表示されます。「U13」と表示された場合は、以下の原因が考えられます。
- 測定前から機器の上に物を置いている
- 「0.0kg」と表示される前に測定した
- 「0.0kg」と表示される前に機器を動かした
正しく測定できなかった場合は、一度電源を切り、再度電源を入れ直してから測定してください。
種類
Panasonic(パナソニック)から発売されている体組成計は、体組成計と体組成バランス計の2種類に分けられます。2つの体組成計は、測定項目とサイズに違いがあります。
体組成計
体組成計には、体重や体脂肪率、筋肉レベルなどの基本的な測定項目が備わっています。また、体組成計の奥行きは20cm程度しかないため、非常にコンパクトなサイズとなっています。
体組成バランス計
体組成バランス計では、基本項目に加えて体幹バランス年齢を測定できます。体幹バランス年齢とは、測定中のふらつきから、体幹の強さを測定した数値です。体幹バランスが悪いほど、姿勢が悪い傾向にあります。
また、体組成バランス計は体組成計に比べてサイズが少し大きめになっています。ただし、2〜3cm程度しか差はないため、体組成バランス計も収納に困るほど大きいサイズではありません。
Panasonic(パナソニック)のおすすめ体組成計
Panasonic(パナソニック)では、数多くの体組成計を販売しています。こちらでは、Amazonで特に人気の高い体組成計を厳選し、ご紹介します。
EW-FA23
人気の高かったPanasonic(パナソニック)の体組成バランス計EW-FA22のリニューアル版です。EW-FA22からデザインが一新され、より洗練されたデザインになりました。さらに、サイズも一回りコンパクトになったため、収納もしやすくなっています。
機能においても、新機能が搭載されています。乗るだけで自動で電源がオンになり、登録したユーザーが識別される「のるだけID」やキラキラご褒美はEW-FA23から追加されました。
参考:体組成バランス計EW-FA23取扱説明書(Panasonic公式サイト)
EW-FA24
2018年9月に発売されたPanasonic(パナソニック)の最新体組成バランス計です。前作のEW-FA23と機能、デザイン、サイズはほとんど変わりはありません。ただし、カラーはホワイトの1色のみとなりました。EW-FA23では、ホワイト、ピンク、ブルーの3色展開のため、ホワイト以外のカラーが欲しい場合は、EW-FA23がおすすめです。
参考:体組成バランス計EW-FA24取扱説明書(Panasonic公式サイト)
EW-FA14
EW-FA14は、EW-FA24と同時に発売されたPanasonic(パナソニック)の最新の体組成計です。
EW-FA24との違いは、測定項目とサイズです。EW-FA24では体幹バランス年齢が測定できますが、EW-FA14では測定することができません。しかし、その分コンパクトなサイズとなっており、重さも軽量化されています。
なお、「のるだけID」やキラキラご褒美機能は、EW-FA14にも搭載されています。
参考:体組成バランス計EW-FA14取扱説明書(Panasonic公式サイト)
そのほかのおすすめ体組成計ブランド
体組成計は、Panasonic(パナソニック)の他にもさまざまなブランドが販売しています。特に人気の高い4ブランドをご紹介します。
JouleLife:JL-101
項目 | 対応 |
スマホ連携 | ○(Wi-Fi連携) |
価格 | 11,440円(税込) (クーポン利用で7,440円に) |
測定項目数 | 8項目(体重・体脂肪率・BMI・水分率・筋肉量・骨量・内臓脂肪レベル・基礎代謝) |
登録人数 | 無制限 |
最大測定重量 | 150kg |
JouleLifeは、体組成計を専門に取り扱うブランドです。特徴は、独自のオンラインダイエット相談サービスと永年保証サービスです。JouleLifeでは、体組成計で測定したデータをもとに、専門家によるダイエットの相談をアプリから受けることができます。
さらに、月額180円のプライムサービスに加入すると、機器本体が永年保証されます。万が一破損した場合、加入者は最新機器を受け取ることができます。
上記はJouleLifeのJL-101の特徴です。
TANITA(タニタ):innerscanDUAL907
項目 | 対応 |
スマホ連携 | ○(Bluetooth連携) |
価格 | 26,784円(税込) |
測定項目数 | 10項目 |
登録人数 | 4人 |
最大測定重量 | 180kg |
TANITA(タニタ)は国内大手の健康機器メーカーであり、数多くの体組成計を販売しています。TANITAの特徴は、高精度な体組成計であり、特にinnerscanDUAL907は家庭内体組成計で最高峰の品質を誇ります。
innerscanDUAL907の最大の特徴は、筋肉の質を計測できることです。筋肉の量だけでなく質も測定することで、筋肉の状態を把握できるようになりました。スマホ連携もできるため、測定データをスマホで一括管理することができます。
OMRON(オムロン):HBF-227T
項目 | 対応 |
スマホ連携 | ○(Bluetooth連携) |
価格 | 10,778円(税込) |
測定項目数 | 7項目 |
登録人数 | 4人 |
最大測定重量 | 135kg |
TANITA(タニタ)と並んで、OMRON(オムロン)も国内大手健康機器メーカーとして知られています。OMRONの人気体組成計は、スマホ連携ができるHBF-227Tです。
HBF-227Tは、OMRONの専用アプリ「OMRON connect」と連携することで、体重、体脂肪率、内臓脂肪レベル、基礎代謝などを1画面で確認することができます。また、厚さが2.8cmとコンパクトなデザインのため、狭いスペースにも収納することができます。
multifun:BL-BH04
項目 | 対応 |
スマホ連携 | ○(Bluetooth連携) |
価格 | 3,059円 |
測定項目数 | 13項目 |
登録人数 | 無制限 |
最大測定重量 | 180kg |
multifunは、国外の健康機器メーカーです。特徴は、豊富な測定項目と複数アプリと連携可能なことです。
体組成計の測定項目は8個前後が一般的ですが、multifunは大幅に上回る13項目を測定することができます。体重、体脂肪率、内臓脂肪に加えて、タンパク質や骨格筋など詳しく健康状態を把握することが可能です。
さらに、multifunの体組成計は、メーカー独自のアプリだけでなく、アップルのヘルスケアやGoogle Fitと連携ができることも人気の理由です。
体組成計を活用して、ダイエットを習慣化しましょう
今回は、Panasonicの体組成計について解説しました。Panasonicの体組成計は、コンパクトでユニークなデザインが搭載されていることが特徴です。PanasonicのEW-FA24やEW-FA14は、厚さが3cm以下と非常にコンパクトなデザインのため、扱いやすく収納場所に困ることはありません。さらに、キラキラ画面表示やご褒美機能など、ダイエットが継続できるようなユニークな機能が搭載されています。
ただし、Panasonicの体組成計はアプリ連携機能がないため、スマホでデータを管理できません。体組成計で測定したデータをアプリで確認したい方は、アプリ連携が可能なJouleLifeやTANITA、OMRONなどの体組成計を検討してみてはいかがでしょうか。