ダイエット講座⑧:「何もしない」をしてみよう

ダイエットやボディメイクに取り組んでいると、どうにも効果が出ない期間というのがあります。嫌になってしまいそうですが、そういう時は「何もしない」をしてみるというのも一つの手。今回は、そんなお話です。

 

神経質になりすぎたら「止まって」みよう

ダイエットは、習慣を変えていくことが主な目的なのですが、人によってはそれが過剰なストレスになる場合もあります。

例えば「あれもこれも食べちゃいけない」とか。

例えば「毎日キツイ運動をしなければいけない」とか。

そうして生活全てを「ねばならない」で縛ってしまうのは本当に辛いことです。

こういう状態になってしまうと、習慣を変えることは難しいでしょう。最初の数週間はもしかすると辛いかもしれませんが「それが当たり前」の状態になってくるはずだからです。

実際、私のお客様でも、少しずつお菓子を少なくしてみたら「なんだか、食べなくても良いかもって思えてきました」と言ってくださる方もいらっしゃいます。

「スクワットをしてから寝ないと気持ち悪くなりました」と運動面のことを報告してくださる方も。

そういう状態になると「ねばならない」ではないんですよね。それが当たり前になって、自分の支配下になります。

 

「何もしない」をしてみよう

神経質になっているな〜と感じたら、ぜひ「何もしない」ということをしてみてください。意外と難しいんですよね、「何もしない」ということ。

 

好きなものを、美味しく食べてみる

食事は、好きなものを美味しく食べることに集中してみましょう。たんぱく質とかその他の栄養のことは一度脇に置いて、今本当に食べたいものを美味しく頂く。

好きなものを食べられるというのは、本当に幸せなことですよね。健康な身体が無いと出来ないことです。

一度、本当に好きなものを、ただただ食べてみてください。

 

運動は一旦お休み

運動が大きな負担になっている人、多いのでは。

そういった人は一旦お休みを入れてみませんか?

ただ、不安で不安でたまらない!という人は

・お気に入りの公園を歩く
・行ったことのない土地を歩いて探検してみる

こんな風に運動の捉え方を変えてみては?良い運動になるし、新たな発見があるかもしれませんね。

 

しっかりと休む

「何もしない」なので、ただただ携帯をダラダラみるのはダメです。「何もしない」からこそ「携帯をいじらない」で早く休んでみましょう。

普段忙しい人は特に、メールの返信やネットサーフィンが夜寝る前になる人もいるでしょう。

しかし「何もしない」で、早々に休んでみましょう。

意外と、良い睡眠が自然と取れるかも。

 

基本はいつもしていたことを止めること

私たちって、「習慣」で暮らしていますよね。

朝起きて、カーテンと窓を開け、お掃除をして、お味噌汁を作り始める。。。私の1日の始まりも「習慣」です。

もちろん、それら全部をやらないのは生活に支障が出ます。そこで目を向けるのは生活に支障が出ないレベルの「習慣」

駅でエレベーターに乗っている人は階段を使ってみたり。逆に階段を使っていた人はエレベーターを使ってみるとか。

何も階段を使うことだけが良いことでは無いですよね。エレベーターを使うよさだってあるはずです。

そういったように、色々と経験してみることで色々な発見があります。いつもしていたことをしなかったからこそ得られたものです。

 

まとめ

「何もしない」というのは、実は「改めて自分に目を向けてみる」ということに繋がります。

普段忙しいと、「忙」の字のごとく心がどこかへ行ってしまいます。そうではなくて、普段しないことをしている自分を観察してみること。何を感じているのか。

俯瞰的に自分を、そして物事が見えると、ダイエットだけでなく、色んなことに余裕が出てくるかも。今日だけでも「何もしない」をしてみませんか。

 

<コラム著者プロフィール:今野拓也>

渋谷でジムを2店舗運営しながらパーソナルトレーナー活動をしています。自身の怪我の経験から身体に興味が湧きトレーナーに。大学時代に独立し6年トレーナーとして活動しています。好きなお寿司のネタはサーモン。毎晩行う老子の書写が幸せなひと時。

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