体組成計とは?体重計との違いは?両手両足タイプって何?測定の仕組みや測定項目と読み方を解説!

 

体組成計とは何ができるのでしょうか。体組成計に関する情報をまとめました。

体重計との違いから、体組成計の測定の仕組み、測定項目や体組成計使用時の注意点を解説します。

また、おすすめ人気の体組成計も紹介します。

体組成計を使用した体組成測定を、自身の健康資産の形成に活用していきましょう。

体組成計の読み方や測定方法、仕組みを解説する女性

 

 

体組成を測定する必要性を解説します。体組成を測定することで、どのようなメリットがあるのでしょうか。

体組成の概要

体組成とは、「体が何からできているか」を示す数値のことです。人間の体は大きく分けて水分、骨、筋肉、脂肪の4成分から成っており、体組成測定を行うことでこれらの割合を測定できます。

体組成を測定することを体組成測定と言い、体がそれぞれの成分がどのような割合で占められているかを知ることができます。

体組成を測定するのはなぜ?

以下より、体組成測定を行う目的を大きく3点お教えします。

体組成測定を行うことで、体についている筋肉量や体脂肪率が分かり、自身の体について知ることができます。自身の体組成数値を知って、どのような場面で活用できるのでしょうか。

健康管理のため

体組成測定の目的の1点目に、健康管理があります。

自身の体組成を日常的に測定することで、自身の体の小さな変化に気付けるようになります。そのため、病気の予兆に気付くことができる可能性が高くなるなど、自身の健康資産を形成するために活用できます。

ダイエットのため

次に、体組成数値はダイエットの際に活用できます。

健康的にダイエットを行う際には、体脂肪率を減らして筋肉量を減らさないように減量する必要があります。食事によって体重だけを減らしてしまった場合、体脂肪率が高く、筋肉量が低い状態となってしまいます。しかし、体組成計では体脂肪率や筋肉量を計測できるため、体組成を測定しながらダイエットを行うことで、そのような減量を防げます。

トレーニングへの活用

体組成数値は、トレーニングを行う際に活用できます。

例えば、体組成計では筋肉量を測定できます。トレーニングを行っていく中で、どのくらいの筋肉がついたかどうかや、脂肪を落とせているかどうかを知ることができます。また、体組成数値をもとに今後のトレーニングをどのように行うかを判断する際に活用できます。

 

 

ここからは、体組成計について解説します。体重計との違いや、体組成計の測定の仕組み、測定可能な項目を説明し、測定の際の注意点や測定結果の正確性についてもお教えします。体組成計についてよく理解して、自身の体組成計選びに活かしていきましょう。

体重計・体脂肪計との違い

まずは体重計と体組成計それぞれについて説明します。体重計と体組成計はどのような点が違うのでしょうか。

体重計

体重計とは、体重のみを測定する機器のことです。体重計では体重以外の項目を測定することはできず、体重計を使用することで自身の体重を簡単に知ることができます。

体脂肪計

一方で体組成計とは、体重以外に筋肉量や体脂肪率などの体組成の数値を一台で測定できる機器です。自身の体の構成要素の数値を知ることで、自身の体について詳しく知ることができます。

 

体組成計の仕組み

次に、体組成計の測定の仕組みを解説します。体組成計ではどのようにして体内の体組成を測定しているのでしょうか。

体組成計の種類

体組成計は、測定方法によって大きく2種類に分けることができます。

  1. 両手両足測定タイプ
  2. 両足測定タイプ

両手両足タイプとは、両足を体組成計の上に置き、両手で電極がついたグリップを握ることで全身の体組成を計測できるタイプです。一方の両足タイプは、体組成計に乗るだけで体組成を測定できるタイプです。

両手両足タイプでは、体型の違いや体内水分の日内変動による影響を受けにくいという特徴があり、片脚・片腕などの部位別に体組成を測定できます。

DXA法

DXA法とは、「Dual energy X-ray Absorptiometry」の略で、2種類のX線を全身に照射させ、それぞれのX線の透過率の違いから、脂肪や筋肉などの体組成を測定する方法です。

DXA法は精度の高い体組成測定の方法として医療分野などで使用されていますが、X線を用いるため、非常に高価で専門的な医療機関などでしか行えない難点があります。

生体インピーダンス法

現在販売されている多くの体組成計では、「生体インピーダンス法」による体組成測定法が採用されています。

生体インピーダンス法とは、体内に微弱の電流を流して体組成を計測する方法です。筋肉よりも脂肪が電流を流しにくい原理を利用して、体内の筋肉量や脂肪量などを推定できます。

 

 

ここからはおすすめの体組成計を教えします。

ご紹介する体組成計は2023年に非常に人気のあるものでAmazonや楽天市場の売れ筋ランキングに多く登場しています。

 

JouleLife(ジュールライフ):JL-102

項目対応
スマホ連携○(Bluetooth連携)
価格月額480円(税込)
測定項目数9項目
登録人数無制限
最大測定重量150kg

公式サイトで見る

JL-102の元々の商品価値は1万円以上するものですが、それを月額480円のサブスクで気軽に利用でき、オンランダイエット相談や永年保証サービスなどの関連サービスも受けられます。

1年使うと体組成計は自分のものになり、自分に合わない場合は、期間縛りなくいつでもやめられるので損することがありません。

10年近くヘルスケアサービスを提供している国内企業なので、タニタやオムロンと同様に安心感が持てます。

(単品購入の場合、認定整備済製品も不定期で販売されています。)

 

Anker Eufy Smart Scale P2 Pro

項目対応
スマホ連携○(Bluetooth連携 / Wi-Fi連携)
価格6,990円
測定項目数16項目
登録人数無制限
最大測定重量150kg


Amazonで見る
楽天市場で見る

Eufy Smart Scale P2 Proは、モバイルバッテリーとして有名なAnkerが提供するの体組成計で、BluetoothだけではなくWi-Fiでも連携できます。

特徴としては、測定テープ(メジャー)が付属されており、測定データから体型アバターを作成することができ、自分の体型を3Dモデルで客観視することができます。

Anker自体は中国メーカーですが、Anker Japanとして日本法人がしっかりサポートしており、保証も充実しています。

(機能を簡略化したリーズナブル版の Anker Eufy Smart Scale C1 もあわせておすすめです。)

 

TANITA(タニタ):BC-768

項目対応
スマホ連携○(Bluetooth連携)
価格7,398円
登録人数5人
最大測定重量150kg

Amazonで見る
楽天市場で見る

TANITA(タニタ)の特徴は、測定データのグラフ化です。

BC-768は、TANITAの「Health Planet(ヘルスプラネット)」アプリと連携し、データが記録され、グラフの表示項目や期間を自由にカスタマイズできます。そのため、ダイエットやトレーニングなど、目的に応じてグラフを変更することが可能です。

体組成計のサイズが非常にコンパクトなため、家庭での保管にも便利です。

 

TANITA(タニタ):innerscanDUAL RD-915L/RD-917L

項目対応
スマホ連携○(Bluetooth連携)
価格26,784円(税込)
測定項目数11項目
登録人数4人
最大測定重量180kg


Amazonで見る
楽天市場で見る

TANITA(タニタ)のinnerscanDUAL RD-915L/RD-917Lの特徴は、測定項目数と対応アプリのラインナップです。

innerscanDUAL RD-915/RD-917Lでは、基本の8項目に加えて筋肉点数と体内年齢を測定することができます。筋肉点数とは、筋肉の状態をレベル化したものであり、筋肉量だけでなく筋肉の質も測定できる項目です。

(体組成計本体の測定表示の一部が簡略化されたリーズナブル版の innerscanDUAL RD-914L/RD-916L もあわせておすすめです。)

※RD-915LとRD-917Lは型番が違いますが、販売店(販路)が違うだけの同じ機能の機種です。同様にRD-914LとRD-916Lも同じ機能の機種です。

 

OMRON(オムロン):KRD-703T

項目対応
スマホ連携○(Bluetooth連携)
価格19,800円(税込)
測定項目数10項目
登録人数4人
計量範囲135kg

OMRON(オムロン)のKRD-703Tは、両手と両足で測定するタイプの体重体組成計です。

体脂肪率や体重などの主要測定項目はもちろん、体内年齢の判定も行えます。部位別測定は皮下脂肪骨格筋率に関して測定可能で、体幹・両腕・両足の部位を計測できます。

測定データは、iPhone/Androidの専用アプリ「オムロンコネクト」に転送され、データを簡単に管理・確認することができます。

Amazonで見る
楽天市場で見る

 

OMRON(オムロン):HBF-230T

項目対応
スマホ連携○(Bluetooth連携)
価格8,524円(税込)
登録人数4人
最大測定重量135kg


Amazonで見る
楽天市場で見る

OMRON(オムロン)のHBF-230Tの特徴は、スタイリッシュな薄型設計と子どもアルゴリズムです。

HBF-230Tのデザインは、薄型かつスタイリッシュなデザインとなっています。そのため、狭いスペースに収納でき、部屋のデザインやインテリアの邪魔になりません。

測定データは、iPhone/Androidの専用アプリ「オムロンコネクト」に転送され、データを簡単に管理・確認することができます。

 

たくさんあって迷った時のイチオシはこれ!

上記の中でのイチオシのおすすめはズバリJouleLife(ジュールライフ)の体組成計です。


JouleLife(ジュールライフ) JL-102

  • 月480円で気軽に始められる
  • 1年使えば体組成計は自分のものになる
  • 使いこなせなかったり自分に合わない場合はいつでもやめられる
  • 特典やサポートが充実している
  • 国内ヘルスケア企業という安心感
  • アプリの使い勝手も良好

体脂肪率や筋肉量のブレの要因を理解したところで、ダイエットや健康管理を目的に体組成計を使ってみようと考えたのであれば、このJL-102で始めるのが一番安心で間違いがありません。

 

 

体組成計の選び方

次に体組成計の選び方を解説します。使用する体組成計を選択する際には、自身の知りたい項目を測定することができるかどうかや、価格、スマホ連携が可能かどうか、登録人数の4点に着目することが大切です。

測定項目を確認

まずは体組成計で測定することが可能な項目を確認しましょう。

例えば、ダイエットを行う際には体脂肪率やBMIを知ることが大切ですが、これらを測定できない体組成計を選択してしまっては、ダイエットの際に体組成計を活用できません。体組成測定の目的に合わせて測定項目を確認する必要があります。

価格

使用する体組成計を決める際には、体組成計の価格を確認しておくことも大切です。体組成計は、安いものでは5,000円以下から高いもので100万円を超えるものまで非常にたくさんの種類があります。

家庭で使用する体組成計を選ぶ際に100万円もする体組成計を選択する必要はなく、反対に医療機関などで専門的に体組成測定を行いたい場合に家庭用の比較的安い体組成計を選択しても、測定精度や項目数が物足りなくなってしまいます。

使用用途に応じて最適な体組成計を選択することが大切です。また、安いものを選択することで、測定精度が下がる可能性があります。それぞれの体組成計について特徴や機能をよく知ったうえで、価格も確認してから利用を判断することが大切です。

スマホ連携

次に、スマホ連携が可能かどうかを確認しましょう。

体組成計を使用した測定結果は、記録しておくことで自身の体の変化にすぐに気付け、健康管理の際に活用することができます。体組成計とスマホは、連携することで測定した時点で自動的に測定データがスマホに送信され、日々の測定結果を自動で記録してくれ、非常に便利です。

登録人数

家族などの複数人での体組成計の使用を視野に入れている方は、体組成計内に登録可能な人数を確認する必要があります。

体組成計によって登録人数は異なり、家族の人数によっては全員を登録しておけない可能性があります。測定の度に情報を入力する手間が省ける便利な機能ですので、確認した上で利用を判断しましょう。

 

体組成計で測定できる主な項目

次に、生体インピーダンス法を使用した体組成計で測定できる項目をお教えします。以下の主な8項目が測定可能な体組成計であれば、健康管理やダイエット、トレーニングといった様々な目的に対応できます。

さらに、それぞれの項目の読み方も説明します。体組成計を使用する際に必須の情報ですので、きちんと確認しておきましょう。

体重

体組成計では体重測定を行うことができます。体重は、BMI値や体脂肪率を知る際に必要な数値で、重要な役割を果たしています。

体脂肪率

体組成計では、体脂肪率を測定することができます。体脂肪率は、体重に対して脂肪量がどれだけあるかが割合で示されたものです。

健康的なダイエットを行う際には、体脂肪率を下げて減量する必要があります。そのような場合に体脂肪率が分かることで、単に食事量を減らして減量するのではなく、筋肉量を増やして脂肪を減らすことができているかどうかを確認できます。

体脂肪率は割合で示され、男性であれば10〜19%、女性は20〜29%が健康的な数値と言われます。

内臓脂肪レベル

体組成計では内臓脂肪レベルを計測できます。脂肪には皮下脂肪と内臓脂肪がありますが、皮下脂肪が外側から摘むことができるような脂肪であるのに対し、内臓脂肪は内臓の近くにある脂肪のことです。

内臓脂肪は臓器のすぐ近くに位置する脂肪であるため、量が増えることで臓器を圧迫する可能性があり、生活習慣病との関係性が深い数値となっています。そのため、体組成計を使用して定期的に内臓脂肪のレベルが確認できることで、病気の予防が行えます。

筋肉量

体組成計では、筋肉量を測定できます。

健康的なダイエットを行う際に、自身の筋肉量が分かることで、正しい減量方法を行えているのか、筋肉量を減らす減量方法となっていないかどうかを知ることができます。

体水分率

体組成計では、体重に対する体水分量の割合を表す数値を測定できます。

水分は人間の体を構成する大きな4要素のひとつです。体内の水は、体温を保つ働きや栄養を運搬する役割があります。体水分量が少ないことで、体の機能全般が上手く働かなく可能性があるため、非常に重要な数値です。

体水分量は体重に占める体水分量の割合を示す、体水分率として表示されることが多く、体脂肪率が適正範囲にある人の場合、男性では約55~65%、女性では約45~60%が平均的とされています。

推定骨量

体組成計では、脂肪量や筋肉量、体水分量が分かることで、骨量を推定できます。

骨には、脳や内臓を保護する重要な役割があります。しかし、加齢に伴って骨量は減少傾向にあり、骨量が減少することで骨折や寝たきりのリスクが高くなります。

基礎代謝

基礎代謝とは、呼吸や筋肉を使う度に消費するエネルギー量のことです。消費エネルギーが多いことで、基礎代謝の数値は上がることとなります。脂肪と筋肉では筋肉の方が消費エネルギーが多く、筋肉量が多くなることで基礎代謝が上がり、痩せやすくなります。

基礎代謝は性別や年齢、身長、体重によって異なるため、個人個人で数値が大きく違い、「1520kcal/日」といったカロリー数値の形で表されます。

様々なデータの測定が可能

主要項目以外の、体組成計で測定可能なデータについて説明します。体組成計の機器によっては以下の項目やデータにより、より詳しく自身の体について知ることができます。

気になる項目があれば、対応している体組成計を探してみましょう。

筋質測定

体組成計によっては、筋肉量の他に筋肉の質を測定できるものがあります。

筋質の高いものと低いものでは、例えば実際に筋肉を使用しようとした場合にきちんと筋力を発揮できるかどうかが違います。筋質が良いものであれば、少い筋肉量でも筋力を出すことができますが、筋質が悪いといくら筋肉量が多くても筋力が少ない場合があります。

筋質が分かることで、自身の今後のトレーニングを決める際などに活用できます。

部位別測定

体組成計のなかには、片脚・片腕などの部位別に体組成を計測できるものがあります。

例えば、トレーニングを行う際に部位別測定が可能なことで、全身のバランスやどの部位を特に鍛えるべきなのかがすぐに分かります。

体型判定

体組成測定を行って、その数値をもとに体型を判定することができる機能がある体組成計があります。

例えば、TANITA(タニタ)の体型判定では、体脂肪率と筋肉量の判定結果の組み合わせによって9つの区分から体型を判定できます。それぞれの数値を組み合わせて痩せや隠れ肥満などといった分類から最適なものが提示されます。

MBA判定

体組成計によっては、自身の筋肉がどれくらいアスリートの特質に近いかを判定してくれる機能が搭載されていることがあります。

これはMBA判定機能と言われ、およそ1,000人のアスリートの筋力データをもとに、統計的に測定者の筋肉がどのようなアスリートの特性に近いかが判定されるものです。

 

体組成計の測定結果は変動することがある

体重計や体組成計の測定結果は、変動する可能性があります。以下では、体組成計の測定結果が変動する理由を解説します。

これは体組成計自体の問題以外にも、測定者の測定時の状態などによって変動する可能性があります。そのため、例えばTANITA(タニタ)やOMRON(オムロン)と言ったブランドによる違いに関わらず、体脂肪率や筋肉量の測定結果がおかしい場合があります。

体水分量の変化

体組成計の測定結果の変動要因の1点目として、体水分量があります。

体組成計の多くは、生体インピーダンス法によって体内に電流を流して体組成が計測されます。これは脂肪よりも筋肉の方が電流を流しやすいという性質を利用したものです。そのため、体水分量が多くなることで、電流が流れやすくなり、本来よりも筋肉量が多く表示される可能性があります。

体温変化

体組成計の測定結果は、体温変化によっても影響されます。これは、体温が変化することで体水分量が変化するためです。

例えば、運動後は体温が上がることで発汗作用が働き、体水分量が減ります。体水分量が減ることで、電流が流れにくくなり、体脂肪率が高く計測される可能性があります。

機種による測定方法の違い

測定結果の変動要因の3点目に、測定機器の違いがあります。

体組成計は、機種によって測定方法が異なる場合があります。例えば、個人用の体組成計では簡易的な生体インピーダンス法によって体組成が計測されますが、業務用の体組成計では同じ生体インピーダンス法でも複数の周波数が使用されるなど細かい測定方法が異なる場合があります。そのため、測定方法の違いから測定結果に違いが発生する可能性があります。

 

体組成測定の注意点

ここまで、体組成計と体重計の違いから体組成計で測定可能な項目と測定結果の変動理由を説明しました。体組成計を使用する際には、測定者の状態によって測定結果が大きく異なる可能性があります。

できるだけ正確な体組成の測定結果を得るためには、以下のポイントに注意することで正確性の高い結果を得られますので、きちんと理解しておきましょう。

決まった時間に測定

体組成の測定は、できるだけ同じ時間に測定することが大切です。

体組成測定は、毎日継続的に行って、結果を記録することで、自身の体の変化に気付けます。自身の体の変化に気付くためには、過去の体組成の数値と現在の数値を比較する必要がありますが、体組成は一日の中で大きく変化する体水分量の影響を受けます。そのため、基本的に同じ時間帯に測定した数値同士を見て、体組成の測定結果の上下を判断することが大切になります。

素足で測定

体組成計を使用する際の注意点の2点目として、体組成計に乗って測定する際に、素足で電極の上に乗ることがあります。

生体インピーダンス法による体組成計測定を行う際には、電極から体内に電流を流すこととなります。そのため、電極に素足で乗らないと、体内に測定に必要な電流が流れず、正しい計測ができなくなってしまいます。また、足裏が極度に乾燥している場合にも測定に必要な電流が流れにくくなることがありますので、そのときは足裏をウエットティッシュなどで軽く拭くようにしてください。

運動後の測定は避ける

体組成計を使用した体組成測定の注意点として、運動後の測定を避けることがあります。

上述の通り、体組成計の測定結果は体水分量によって電流の流れやすさが異なることで、測定結果の正確性が左右されることとなります。そのため、運動後のように、体温変化が激しく、発汗によって体水分量が変動している状態で体組成測定を行っても、正確な数値を得られません。

 

体組成計の便利機能

ここからは、体組成計に搭載されていることがある便利機能を解説します。体組成計を使用して自身の体の管理を行う際に、以下の機能が搭載されている体組成計を使用することで、効率的な健康管理やダイエットが行えます。

複数人での利用

体組成計は、一台で複数人のデータ情報を管理できるものがあります。体組成計を利用して体組成測定を行う際には、性別や年齢、身長などの情報が必要です。このような情報は、測定者ごとに異なり、それによって測定結果が異なります。

そのため、体組成計内にこのような情報を登録しておけることで、測定の度に測定者情報を入力する手間を省くことができ非常に便利です。体組成計の機種によっては無制限で測定者データを登録できる場合があるため、家族などの複数人での利用を判断する際には「登録人数」を確認することが大切です。

さらに、体組成計に乗るだけで登録してある測定者データの中から、現在誰が測定しようとしているのかを判断してくれる機能が搭載されている体組成計などがあります。体組成計に乗るだけで、勝手に自身の過去の登録データと測定数値から体組成測定を行ってくれるため、非常に便利です。

スマホ連携

体組成計の便利機能として、スマホとの連携が可能なことがあります。これは体組成計とスマホが連携することで、測定結果がスマホ内に自動的に記録されるものです。

スマホ内で指定されたアプリをダウンロードし、体組成計と連携させることで、測定者は体組成計で体組成測定を行うだけで自動的に測定結果がスマホアプリ内に記録される仕組みとなっています。自身の体組成データの管理が楽になり、アプリによっては数値をグラフで確認できます。

日常的な体組成測定を習慣づけるハードルが下がり、自身の健康資産の形成に非常に役立ちます。

 

 

体組成計に関する情報を解説しました。体組成計の測定の仕組みから、測定可能な主な項目、体組成計の便利機能、体組成計を使用する際の注意点を説明しました。

また、体組成計の測定結果は、体組成計自体の違いだけでなく、測定者の状況によって異なります。特に体内に電流を流して体組成を計測する生体インピーダンス法では、測定者の体水分量によって測定結果が大きく違ってきます。

より正確な測定結果を得るために、注意点を理解してから体組成測定を行うことが重要です。体組成計は、使用する目的によって搭載されている機能や測定項目などの確認するポイントが違い、自身の目的に応じて着目点が異なります。

紹介した体組成計の中で、自身の目的に合わせて特徴や機能を確認し、気になるものがあれば、利用を開始してみましょう。

 

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