体組成計(たいそせいけい)は、手軽に自分の体のことを知ることができる機器の1つです。
中でもスマホ連携の体組成計は、測定した体重や体脂肪率などのさまざまな数値を専用のスマホアプリで簡単にチェックできるようになります。
測ったデータを後から見返したり、グラフ化したりができるので、ダイエットやトレーニングの効果を確認するときにも便利です。
今回はスマホと連動しているおすすめの体組成計とともに、スマホ連動のメリットや選び方のポイントをご紹介します。
体組成計とスマホ連動でできること
体組成計の特徴は、スマホ連携を行うことで、いつでもどこでも体調管理やデータをチェックすることができる点です。では、スマホ連携によってどのようなメリットがあるのでしょうか?
測定した日々の体組成データを一括管理可能
健康管理やダイエットは、日々の体調の変化を把握することが大切です。しかし、体組成計で測定したデータをいちいち管理するには手間がかかります。その際、スマホ連動可能な体組成計を使えば、測定するだけで自動的にデータ共有し、記録できます。いわば、アプリを日記代わりに活用できます。
今後への活用
体組成の測定データは過去の変化を知るだけでなく、自分にとってベストコンディションを知る手段としても活用できます。体重や体脂肪率、体水分率、基礎代謝などの数値で自分のもっとも良い状態を把握し、ベストコンディションを維持するために食事や運動、睡眠などの生活習慣の改善にも繋がります。
体組成計選びのポイント
次に、体組成計選びの4つのポイントをご紹介します。初めて体組成計を購入する方は、以下のポイントをおさえて選ぶようにしましょう。
測定項目
ポイント1点目は、測定項目です。体組成計ごとに測定項目の数や種類は異なります。購入する前に、ご自身の測定したい測定項目が含まれているかチェックしましょう。測定項目は、各体組成計を製造しているブランドの公式サイトにて確認できます。
アプリの使い勝手
ポイント2点目は、アプリの使い勝手です。体組成計で測定したデータはアプリを通して管理しますが、数値をグラフにしたり、アドバイス表示などができるようになっています。また、海外メーカーの体組成計では日本人にとって使いやすいかを確認しておく必要があります。
登録人数
ポイント3点目は、登録人数です。スマホ連動の体組成計は、機器本体にデータを記録し、そのデータをアプリに共有できます。ただし、記録できるデータは人数制限がされている場合があるので、家族や友人同士で共同利用する場合には注意が必要です。
価格
ポイント4点目は、価格です。スマホ連動の体組成計の価格は、5,000~10,000円が相場です。しかし、メーカーによっては2,000円以下のものもあれば10,000円以上でも販売されています。迷った場合は、価格単体で決めるのではなく、測定項目、データの正確性などを考慮して選ぶようにしましょう。
おすすめ体組成計10選
それでは、2024年の人気体組成計からおすすめ体組成計10選をご紹介します。
1. 利便性を追求した最強の体組成計
まずご紹介するのは「JouleLife(ジュールライフ) JL-103」。
人気ダイエットアプリを開発運営する国内企業がプロデュースするオリジナル体組成計です。アプリによる機能が充実しており、75.1%(4人中3人以上)がダイエットに成功している実績を公表しています。
10年近くヘルスケアサービスを提供している国内企業なので、タニタやオムロンと同様に安心感が持てます。
2024年6月中頃からは自社サイトでの販売からAmazonサイトでの販売に切り替えています。
基本性能 | |
スマホ連携 | Bluetooth連携 |
価格 | 3,960円(税込) |
測定項目数 | 9項目 |
登録人数 | 無制限 |
最大測定重量 | 150kg |
ダイエットアプリの開発運営会社ということもあり、測定データの閲覧以外にも、理想体型までのガイド表示などボディメイクを楽しく続けられる機能や仕掛けが充実しています。
JouleLife(ジュールライフ) JL-103
2. 誰でも安心して使える体組成計
続いての1台は「TANITA BC-768」。
TANITAのスマホ対応のエントリーモデルで、Health Planetアプリと連携しデータを記録します。
Health Planetでは、記録したデータがグラフ化され、グラフの表示項目や期間を自由にカスタマイズできます。そのため、ダイエットやトレーニングなど、目的に応じてグラフを変更することが可能です。
基本性能 | |
スマホ連携 | Bluetooth連携 |
価格 | オープン価格(税込10,800円) |
測定項目数 | 8項目 |
登録人数 | 5人 |
最大測定重量 | 150kg |
アプリを開いたトップ画面では、測定項目データのすべてが一度に見ることができ、測定値が標準か多いかなどのレベル判定までされておりわかりやすいです。登録人数は5人までなので他機種と比べると少なめです。大家族の方は気をつけましょう。
3. 最先端・高精度の体組成計
続いては、医療分野で使われる技術を搭載した「TANITA インナースキャンデュアル RD-915L/RD-917L」。
この体組成計の特徴は、測定項目数と対応アプリのラインナップです。
基本の8項目に加えて筋肉点数と体内年齢を測定することができます。筋肉点数とは、筋肉の状態をレベル化したものであり、筋肉量だけでなく筋肉の質も測定できる項目です。
最先端テクノロジー「TANITA 4C Technology」を搭載することで、体格や体形等による誤差を解消し、高精度分析を実現しています。ただし、登録人数は4人と他機種と比べると少なめなので大家族の方は気をつけましょう。
基本性能 | |
スマホ連携 | Bluetooth連携 |
価格 | 26,784円(税込) |
測定項目数 | 11項目 |
登録人数 | 4人 |
最大測定重量 | 180kg |
体組成計本体の測定表示の一部が簡略化されたリーズナブル版の innerscanDUAL RD-914L/RD-916L もあわせておすすめです。
RD-915LとRD-917Lは型番が違いますが、販売店(販路)が違うだけの同じ機能の機種です。同様にRD-914LとRD-916Lも同じ機能の機種です。
4. 簡単測定のベーシックタイプ
次は「OMRON(オムロン):HBF-230T」。
HBF-227Tの特徴は、スタイリッシュな薄型設計と子どもアルゴリズムです。
薄型かつスタイリッシュなデザインで、狭いスペースに収納でき、部屋のデザインやインテリアの邪魔になりません。
また、子どもの体に応じた計測アルゴリズムが搭載されていて6歳から測定可能です。子どもの肥満予防として使えます。
基本性能 | |
スマホ連携 | Bluetooth連携 |
価格 | 10,886円(税込) |
測定項目数 | 7項目 |
登録人数 | 4人 |
最大測定重量 | 135kg |
「OMURON connect」が公式アプリとなりますが、各測定データ項目が色分け表示されており視認性に優れています登録人数は4人までなのでタニタ同様に他機種と比べると少なめです。大家族の方は気をつけましょう。
5. 気の利いた機能が嬉しい一台
次にご紹介するのは「Xiaomi:Mi スマート体組成計2」です。
Xiaomiの特徴は、基本機能のモード切り替えで人の体重以外にも小包や野菜などの重量も計測できます。バランステスト機能も付いており、他のメーカーにはない付加価値を提供している技術力の高いメーカーです。
基本性能 | |
スマホ連携 | Bluetooth連携 |
価格 | 3,960円 |
測定項目数 | 13項目 |
登録人数 | 16人 |
最大測定重量 | 150kg |
Xiaomiは中国内の最大手のヘルスケアメーカーであり、品質だけでなくサポートや保証などにも信頼感があります。
6. 自分の体型を客観視できる体組成計
続いては「Anker Eufy Smart Scale P2 Pro」。
Eufy Smart Scale P2 Proは、モバイルバッテリーとして有名なAnkerが提供するの体組成計で、BluetoothだけではなくWi-Fiでも連携できます。また、赤ちゃんやペットのモード設定ができます。
特徴としては、測定テープ(メジャー)が付属されており、測定データから体型アバターを作成することができ、自分の体型を3Dモデルで客観視することができます。
基本性能 | |
スマホ連携 | Bluetooth連携 / Wi-Fi連携 |
価格 | 6,990円 |
測定項目数 | 16項目 |
登録人数 | 無制限 |
最大測定重量 | 150kg |
Anker自体は中国メーカーですが、Anker Japanとして日本法人がしっかりサポートしており、保証も充実しています。
(機能を簡略化したリーズナブル版の Anker Eufy Smart Scale C1 もあわせておすすめです。こちらのモデルは楽天市場でも提供されています。)
7. おしゃれかつスタイリッシュ
続いては、「FiNC SmartScale」です。
FiNCアプリは900万ダウンロードを超える国内無料アプリで体重や体脂肪だけでなく食事や歩数などをまとめて管理できます。
日本国内のITベンチャー企業が運営しているため保証やサポートも安心です。
基本性能 | |
スマホ連携 | Bluetooth連携 |
価格 | 3,480円 |
測定項目数 | 11項目 |
登録人数 | 無制限 |
最大測定重量 | 180kg |
ダイエットに効果的なトレーニングや料理のレシピ動画、それ以外にも有名人のブログなどアプリ機能が充実しています。
8. アプリの手軽さが助かる1台
続いては「INFIELD」。
INFIELDの特徴は、
AIが食事と運動をサポートする専用アプリです。測定項目数の多さを筆頭に機能が豊富に搭載されており、満足度の高い体組成計です。
また、国内企業がデザインを手掛けており、パーソナルトレーナーが監修しているので安心感があります。
基本性能 | |
スマホ連携 | Bluetooth連携 |
価格 | 3,280円 |
測定項目数 | 13項目 |
登録人数 | 無制限 |
最大測定重量 | 150kg |
INFIELDも国産メーカーのため、保証やサポートは比較的安心できそうです。
9. アスリートが便利な体組成計
次にご紹介する「MASARU」の特徴は、アスリートモードが使えることです。
普段から運動をしている方は、一般成人に比べて、筋肉量も多く、骨格も太いという傾向がみられるため、その点を補正する設定が利用できます。
基本性能 | |
スマホ連携 | Bluetooth連携 |
価格 | 2,780円 |
測定項目数 | 13項目 |
登録人数 | 無制限 |
最大測定重量 | 180kg |
記録したデータはAppleヘルスケアやGoogleFitなど複数のアプリにも連携可能です。MASARUも海外メーカーのため、保証やサポートなどはあらかじめ確認しておきましょう。
たくさんあって迷った時はとりあえずこれ!
ここまで人気の体組成計として10選をご紹介しましたが、迷ってしまって決められない場合のおすすめはズバリJouleLife(ジュールライフ)の体組成計です。
- 国内ヘルスケア企業という安心感
- 3,960円なので気軽に使える
- アプリに気が利く機能が充実
- 登録人数が無制限なので家族で使える
- 各種メディアでの紹介実績有り
ダイエットや健康管理を目的に体組成計を使ってみようと考えたのであれば、このJL-103で始めるのが一番安心で間違いがありません。
そもそも体組成測定の目的とは
体組成とは、体を構成する成分のことであり、脂肪や筋肉、骨、水分などを指します。体組成計は、それらの成分の割合や状態を測定する機器です。では、体組成を測ることで、どのようなメリットがあるのでしょうか。
健康管理
体組成を測ることで、自身の健康状態を把握しやすくなります。通常の体重計では、体の重さを測れますが、体組成計は体重だけでなく、水分量や基礎代謝も測れます。
体組成計は、自宅で簡単に健康チェックができるため、自分では気づかない体の異変も数値として表れるのです。
ダイエット
体組成計は、ダイエットにも最適です。体組成計では、体脂肪率を測れます。一般的なダイエットは、体重ばかりに注目してしまいがちですが、体組成を測ることで見た目だけではわからない隠れ肥満も見つけられます。
さらに、連動アプリによっては目標体重だけでなく、目標体脂肪率を設定できます。体組成計で毎日計測&スマホ連動アプリで目標体重・体脂肪率とのギャップをチェックすることで、ダイエットを習慣化できます。
トレーニング
トレーニングの際に、体組成計を活用する人も多くいます。特にアスリートは、体組成計で筋肉量や体水分率、基礎代謝を測定し、自身の体のコンディションを把握する際に活用できます。また、体調の良い状態を数値で把握できるのも、体組成計ならではのメリットです。
体組成計の測定項目
体組成計のメリットは、さまざまな測定項目が備わっていることです。体組成計では、主に以下の項目を測定することができます。
- 体脂肪率
体重に占める体脂肪の比率です。比率が高いと生活習慣病の発生リスクが高まります。
- 内臓脂肪レベル
体脂肪のうち、内臓の周りにある脂肪の多さをレベルで表記したものです。レベルが高いと、メタボリックシンドロームの原因になります。
- 筋肉量
脂肪と骨を除いた筋肉組織の重さです。筋肉量が多いほど、エネルギー消費が増え、脂肪の蓄積が抑制されます。
- 体水分率
体重に占める水分の比率です。栄養素の輸送や老廃物の排出、体温の維持・調節に影響します。
- 骨量
身体の中の骨格の重さです。新陳代謝が高いほど新しい骨が作られますが、加齢とともに減少傾向にあります。
- 基礎代謝
生命活動の維持に必要なエネルギー量です。「何もせずにじっとしている時でも消費されるカロリー」を表します。
アプリで体組成計とスマホ連携が可能に
体組成計の特徴は、スマホ連携を行うことで、いつでもどこでも体調管理やデータをチェックすることができる点です。さらに、メーカーによってはiPhoneのヘルスケアやGoogle Fitとの連携も可能です。体組成計を購入する場合は、各メーカーのスマホアプリの使いやすさや特徴もチェックしましょう。
多様なアプリ
各メーカーが配信しているアプリは、それぞれ測定可能項目や提供サービスが異なります。
例えば、JouleLifeが提供するアプリでは、体組成計の測定データを管理するだけでなく、専属の管理栄養士による食事管理サービスも受けられます。また、TANITAでは、ゲーム感覚でダイエットができる「イケメン育成ダイエットふとしの部屋」やイケメンキャラがダイエットをサポートする「シェイプアップ応援ゲーム ねんしょう! for Girls」など、アプリのラインナップが豊富です。
iPhoneのヘルスケアの情報をアプリに共有
自社のアプリだけでなく、iPhoneのヘルスケアとデータを共有できるアプリもあります。すでにヘルスケアで体調管理をしている方は、体組成計で測定したデータを一括で管理できます。
さらに、iPhoneのヘルスケアはApple Watchにも搭載されているため、ランニングやスポーツの際にも簡単にデータをチェックできます。
Google Fitとの連携
Androidの場合でも、Google Fitと連携すると、スマホで体組成計の測定データを一括管理できます。さらに、Google Fitでは1日の運動量や運動時間の目標値を設定でき、目標を達成すると通知が届きます。生活スタイルに合わせた目標を設定することで、運動の習慣化が可能です。
通信機能
体組成計とアプリを連携する場合、Wi-FiもしくはBluetoothを使ってデータを共有します。体組成計の機器によって、通信機能が異なるため、それぞれのメリットやデメリットを把握しておきましょう。
Wi-Fi
Wi-Fiの特徴は、データの通信範囲が広いことです。Wi-Fiの通信範囲は数百メートルにまで及ぶため、部屋中どこでもデータを共有することができます。さらに、通信速度が速いため、スマホと体組成計の接続後すぐにデータを共有できます。
一方で、Wi-Fiはバッテリーの消耗が速いという弱点があります。長時間Wi-Fiを接続すると、充電が速く切れてしまうため注意しましょう。
Bluetooth
Bluetoothの特徴は、バッテリーの消耗が少ないことです。長時間接続した場合でも、Wi-Fiと比べてバッテリーの減りは遅いでしょう。
ただし、Bluetoothはデータの通信範囲が狭くなります。そのため、スマホ連携を行う場合は、体組成計の側で行わなければいけません。
体組成計とスマホ連動の注意点
体組成計とスマホ連動は非常に便利な機能ですが、実際に始める前にいくつか注意しなければいけません。特に、スマホによっては連動できない体組成計もあるため、注意しましょう。
スマホの機種によってはスマホ連動ができない場合もある
体組成計はスマホとの連動が魅力ですが、機器によってはAndroidもしくはiPhoneに対応していない場合があります。さらに、そもそもアプリ連動がない体組成計もあるため、アプリ連動を行いたい方は、購入前にアプリ連動の有無と対応端末を確認しましょう。
測定結果が変わることがある
体組成計で測定したデータは、体調や食事によって大きく変わることがあります。また、測定するタイミングによってもデータが異なる場合があります。正確なデータを測るためには、毎日決まった時間と条件で測定するようにしましょう。
体組成計はスマホ連動ができるものを選びましょう
今回はスマホ連動ができる体組成計について解説しました。体組成計は、スマホアプリと連動を行うことで、測定データを一括管理することができます。アプリ内では、過去の体重や体脂肪率、筋肉量、基礎代謝がグラフ化されるため、体調の変化を把握しやすくなります。
さらに、アプリではメーカーごとに独自のサービスが提供されており、専門家によるアドバイスサービスやTポイント付与など、サービスの内容は多岐にわたります。
また、購入だけではなく体組成計の提供がセットになったサブスクリプションサービスもあります。体組成計を選ぶときは、機器本体だけでなく、アプリやその他のサービス内容にも注目して選んでみてはいかがでしょうか。
最後におすすめをご紹介
ダイエットのキッカケとして使い始める方が多いJouleLife(ジュールライフ)のJL-103です!とにかく始めやすさが圧倒的です。
「大手メーカーと比べて性能的にどうなのかなぁと、疑心暗鬼にはなりましたが、アプリとの連携も簡単にできたし機能も充実している」というコメントも紹介されています。
測った体重と体脂肪率を毎日アプリを使って確認することで、生活習慣全体の改善に繋がる一押しの体組成計です!