健康管理やダイエットをするうえで切っても切れないのがカロリー計算。
このエントリーでは、JouleLife(ジュールライフ)がどのようなカロリー計算方式を採用しているかをご紹介します。
安心と信頼のメッツ法
皆さんはメッツ(METs:Metabolic Equivalents)法というのを耳にしたことはありますか?
JouleLifeではこのメッツ法と呼ばれる計算方式をベースに、JouleLife独自のロジックを組み合わせてカロリーを計算しています。
メッツは、身体活動の強さ(=運動強度)を表す単位で、何かしらの活動・運動を行ったときに、それが安静状態と比べて何倍の代謝(カロリー消費)となるか、を表します。
例として代表的なアクティビティのメッツ値を次にご紹介します。
・安静に座る = 1メッツ
・普通に歩く = 4メッツ
・ジョギングする = 7メッツ
「安静に座る」と比べた場合、「普通に歩く」は4倍、「ジョギングする」では7倍の運動強度であることが分かります。
ここに挙がっていない他のあらゆるアクティビティにも、それぞれ全てに運動強度に応じたメッツ値が定められています。
このメッツ法は、グローバルで広く利用されており、日本でも厚生労働省が作成する生活習慣病予防のための資料などにも採用されている由緒正しき計算方式となります。
メッツ法によるカロリー計算方法
通常、メッツを計算式として表すと次のようになります。
・消費カロリー(kcal) = 安静時の基礎代謝量 × メッツ × 運動時間
この「安静時の基礎代謝」ですが、一般的な簡易計算式では「体重 x 1.05」で計算しています。
・消費カロリー(kcal) = (体重 x 1.05)× メッツ x 運動時間
例えば、体重45kgの人がジョギング(7メッツ)を30分間やる場合の消費カロリーは、、、
・(45kg x 1.05) × 7メッツ × 0.5時間 ≒ 165kcal
どういうアクティビティが何メッツであるか、というのが分かっていれば誰でも簡単にカロリー計算できるので使い勝手は悪くないですね。
簡易計算式の課題
ところが、簡易計算式というだけあって実は課題があります。
先ほどの簡易計算式をもう一度見てみましょう。
・消費カロリー(kcal) =(体重 x 1.05 ←) × メッツ × 運動時間
1.05という値がありますが、これが何かというと、成人の体重1kgにおける1時間あたりの安静時のエネルギー消費量を表した数値(仮に体重1kgの成人がいたとして、その人が1時間を安静に過ごすと1.05kcalを消費する)となっています。
実はこれが課題です。
この簡易計算式は平均的な標準成人がベースとなった値になっており、男女差や平均と比べて身長が高かったり低かったりした場合に適正な数値を判断しにくいという欠点があります。
加えて、筋肉量や体脂肪も考慮されていないため、身体を鍛えている方にはあまり適正な数値が出ない一方で、いわゆる隠れ肥満の方にも実態とかけ離れた数値が出てしまうといったことが起こり得ます。
JouleLifeのカロリー計算式
JouleLifeでは、性別・年齢・身長・体重といった一般情報だけではなく、体脂肪率や平均睡眠時間といった細かい要素も含めてお伺いすることで、一人ひとりの安静時のエネルギー消費量(=基礎代謝量)を独自ロジックで精緻に推定したうえで算出しています。
また、体重と体脂肪率が登録更新される度に、それに付随して安静時エネルギー消費量も調整され、デイリーベースで本人情報の最適化が実施されています。
こうした説明だけでは単純な話として聞こえてしまうかもしれませんが、頭を捻りに捻って作り上げた自信を持って提供する計算方式となっています。
本質を知り、健康知識を高めよう
メッツ法をベースとしたJouleLifeのカロリー計算、いかがでしたでしょうか?
JouleLifeを含めて世の中にはいろいろなカロリー計算ツールがありますが、それぞれどのような方法でカロリーを計算しているのかを調べてみると面白いかもしれません。
引き続き、健康知識を高めながら自分に合った健康管理を心掛けていきましょう。
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