ダイエットの成果を記録している人がたくさんいますが、体重というのは日々変化するものです。それに一喜一憂してしまうと、本当はうまくいっているのに上手くいっていないと勘違いし、ダイエットをやめてしまいます。
そうならないために記録をしていくことが大切ですが、今回はどのように記録をしていけば良いのかを紹介したいと思います。上手に記録を取り、ダイエットを成功させていきましょう。
ダイエットの記録について
ダイエットでの記録には種類があります。特に大切な3つの「記録」についてみていきましょう。
体重の記録
これは基本となるものです。ダイエットのゴールを「体重減少」とした場合には、この値を減らしていくことが大切ですよね。
紙やアプリなど様々方法はあるかと思います。それぞれのライフスタイルに合ったもので良いと思いますが、出来れば紙が良いかもしれません。その理由はのちほどお話しします。
体型の記録
こちらは写真で日頃の体型を撮影するという記録方法です。毎日見る自分の体というのは、実はなかなか変化に気付きにくいものです。写真に残すことで自分のことを客観的に観察することが出来ます。
これもダイエットをする人にとっては大切な要素。ただただ体重が減っていても結局体型に変化が無ければ意味がありません。
食事の記録
毎日どんなものを食べているのかも、自分では「当たり前」の量や内容だとしても、人から見たらそうじゃないことも。
これも写真等に記録しておくことで、客観的に自分の食事を見ることが出来ます。
・意外と炭水化物が多い
・意外とタンパク質が少ない
・意外と間食している
いろんな感想を持つかと思いますが、ありのままを記録していきたいですね。
体重の記録は「平均」で見よう
体重を減らすことを目的とした場合、ダメなのは、毎日測らずに週に1回とか月に1回測ることです。
例えば次の状態になった時、あなたはどう思いますか?
変わってないじゃん!と思いますよね。私もそう思います。
ただこれが毎日取っていていた場合、その間の様子が見えます。
週半ばにかけて順調に減っていたのに週末で極端に戻っていますね。そうすると、週末に何か食事面での問題があったのかなということが窺えます。
これは本当に変化がない場合。2~3週間続く場合には様々な面(運動・食事・精神)からの見直しが必要です。(ただ、こういう場合でも「体脂肪率」が減っている場合があるので一概にダメとは言えません。)
そういった推移を見るためにも、体重は毎日測りたいところです。
体重の計測は同じ条件下で!
ひとつ注意したいのは、体重を計測するときはできる限り同じ条件にするということが大切です。
例えば
・朝起きた時
これでも良いですが
・朝起きてトイレや顔を洗う前
という風に細かく条件を設定することで、同じ条件での変化を見ることが出来ます。
もちろん出張や旅行だとそうはいかないこともあると思います。普段の生活でのことだと思ってください。
推移はどれくらいの平均で見る?
体重の変動というのは1日の中でもあるので、毎日違うものです。
そういったところに惑わされず、しかし客観的に分析していけるのはどれくらいの平均か。私の肌感覚ですが「3日平均」だと上手に観察出来ると思います。
1週間だと少し長すぎるし、効果を実感するのにも期間が必要になります。3日だとそれが丁度良い感じがします。
下に1例を挙げますね。
なんだか変化していないように思えますが、平均を取ってみると下のようになります。
きちんと変化していることがわかります。こうすることでモチベーションにも繋がりますよね。
これは減っているように見えますがどうでしょう?
意外と減っていないことが分かります。
このように、平均で見ることで客観的に、そして大きな枠で捉えていくことが出来ます。
ダイエットをしていく人はまずこの習慣を身につけていきましょう。
平均を出すにあたって、やはりアプリよりは紙の方が良いかと思います。面倒でも紙に書き出してみてくださいね。
体型も同じ条件で撮影
体型に関しても同じ条件で撮影するのがポイントです。
体型の撮影は自宅ですることがほとんどかと思いますが、朝と夜では部屋の明暗もだいぶ違います。そして、身体の水分量等も違います。
そういった理由から、体重と同じく体型も撮影は同じ条件下で行いましょう。
そして体型は、体重と違って毎日撮影の必要はありません。
週1か2週間に1度のペースで行なっていきましょう。肩の様子、腕周りの様子、お腹周りの様子など、客観的に見ることが出来ます。
食事の撮影も忘れずに
食事の撮影をなぜするのかというと、「炭水化物が(お菓子も含め)過剰じゃないか」のチェック、「タンパク質が足りているか」のチェックのためです。
「タンパク質、摂ってます!」というほとんどの人が足りていなかったという私の経験からも、日頃から食事も観察してみると良いでしょう。
余談ですが、例えば一緒に「自分の手」を撮っておくと、どれくらいのサイズ感の食事をしたのかも分かります。
タンパク質でいうと、1食で「手のひら一杯」くらいのサイズ感が必要と言われているので、比較するためにも、心配な人は手も写してみると面白いかもしれません。
まとめ
記録を取るのは正直面倒です。しかし、自分のことを客観的に見ることが出来なければ、自分の身体を自分のコントロール下に置くことは出来ません。
1度その視点が身につくまでは、「体重」「体型」「食事」の3つを記録して、客観的に自分の生活を見ていきましょう。
そこから気づくことを実践する。それが身体を通しての学びにつながるかと思います。
食事や運動に関してはこの講座で詳しく説明しているので、それらを何度も読み込んで欲しいと思います。
<コラム著者プロフィール:今野拓也>
渋谷でジムを2店舗運営しながらパーソナルトレーナー活動をしています。自身の怪我の経験から身体に興味が湧きトレーナーに。大学時代に独立し6年トレーナーとして活動しています。好きなお寿司のネタはサーモン。毎晩行う老子の書写が幸せなひと時。
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