Softbank(ソフトバンク)のスマート体組成計サービスを徹底解説。料金やアプリ、解約時の注意点も説明

Softbank(ソフトバンク)の体組成計サービス、「スマート体組成計」について解説します。Softbankでは2種類の体組成計が販売されています。それぞれの利用料金と特徴、解約の際の注意点、使い方を説明します。ソフトバンクの体組成計の利用を悩んでいる方は、一度読んで利用を判断する際の参考にしてみてください。

体組成計のデータを確認できるソフトバンクの携帯の画像

Softbank(ソフトバンク)の体組成計サービス

大手通信会社のSoftbank(ソフトバンク)が提供する、体組成計サービスについて説明します。Softbankの体組成計サービスは、Softbankの携帯を購入した方のみが利用できる独自のサービスです。一体どのような特徴があるのでしょうか。

2014年に「スマート体組成計 301SI」が発売

Softbank(ソフトバンク)モバイル株式会社では、2014年に「スマート体組成計 SoftBank 301SI」という製品の販売が開始されました。

乗るだけで測定データがクラウド上に自動送信され、スマートフォンで簡単に健康管理ができる、3G通信機能を搭載した体組成計で、2年契約で使用することができます。

2018年7月に「スマート体組成計2」が販売開始

2018年には「スマート体組成計2」として2014年のモデルよりも最新技術が搭載されている最新の体組成計が発売されました。

これは、セイコーソリューションズ株式会社製の体組成計で、アラーム機能などの便利機能が搭載されています。

スマート体組成計 301SIの概要

次に、Softbank(ソフトバンク)の体組成計である「スマート体組成計 301SI」の概要をお教えします。スマート体組成計301SIにはどのような特徴があるのでしょうか。

基本スペック

まず、301SIの基本スペックは以下のようになっています。

サイズ約290mm(幅)×220mm(高さ)×27.3mm(厚さ)
重さ約1.4kg
登録人数4人

体組成計の登録人数とは、体組成計内に登録することができる測定者データのことです。体組成測定の際には、測定者の年齢や性別、身長を入力してから体組成測定が行われることとなりますが、体組成計内に測定者データとして登録できることで、測定の度にデータ入力を行う手間が省けます。

測定可能な体組成項目

次に、Softbank(ソフトバンク)の301SIで測定可能な項目をお教えします。301SIを使用することで、どのような体の情報を知ることができるのでしょうか。

体重

301SIでは、体重測定が可能です。体重は体脂肪率や基礎代謝、BMIなど様々な数値を算出する際に必要な数値です。

BMI

301SIでは、BMIを算出できます。BMIとは、体重を身長の二乗で割ることで、体の肥満度を知ることができる数値です。BMIは以下の計算式で求めることができます。

体重÷(身長×身長)=BMI

体重はキログラム(kg)単位、身長はメートル(m)単位で計算します。例えば身長160cm、体重55kgの人の場合には以下のようになります。

55(体重)÷(1.6×1.6)[身長]=21.484(BMI)

例の場合にはBMI数値は21となります。日本肥満学会によると、病気にかかりにくい理想的なBMI数値は「22」と言われています。

体脂肪率

301SIでは、体脂肪率を知ることも可能です。体脂肪率とは、体重に対して脂肪量が占める割合のことで、体脂肪率が高いことで肥満寄りとなります。

脂肪は体温調整や外的衝撃から体を守る働きがあり、脂肪量が少なすぎても健康とは言えません。適切な数値を維持するために体組成計を使用して自身の体脂肪率を確認しましょう。

内臓脂肪レベル

301SIを使用して、自身の内臓脂肪レベルを知ることができます。内臓脂肪とは、内臓のすぐ近くについている脂肪のことです。

内臓脂肪が増えると、血管や内臓を圧迫して病気の原因となる可能性があり、特に生活習慣病と関係が深いため、非常に重要な数値となります。

身体年齢

301SIでは、測定した体組成データをもとに、測定者の体の年齢を推定することができます。身体年齢は18〜80歳の間で、1歳単位で表記されることとなります。

基礎代謝

基礎代謝とは、人間が生きるために消費すべきエネルギー量のことです。基礎代謝量が上がることで、消費エネルギーが増え、太りにくい体になることができます。反対に基礎代謝量が下がると、消費エネルギー量が減ることとなります。

301SIでは、基礎代謝量が1kcal単位で表示されます。

体水分率

301SIでは、体内の水分量割合を計測することができます。

体内の水分とは、血液やリンパ液などのことを指しています。301SIの体水分率は、体重に対して水分が占める割合を示した値として5~75%の間で1%単位で表示されます。

骨レベル

Softbank(ソフトバンク)の301SIで体組成測定を行うことで、骨レベルを知ることができます。

骨は脳や内臓を守る重要な役割があり、加齢とともに減少する傾向にあります。将来的な寝たきりに繋がる可能性があり、体の骨のレベルを知ることで健康管理の際に活かせます。

骨格筋レベル

301SIでは、骨格筋レベルが10段階で判定されます。

骨格筋とは、筋肉の一種で、骨に付着して体幹や体肢の姿勢や運動の際に使用される筋肉のことです。トレーニングによって増やせる筋肉で、過去のトレーニングの効果を知りたい場合に活かせます。

サービスの特徴

スマート体組成計301SIの特徴を説明します。301SIの概要に加えてどのような魅力があるかも理解して、利用を判断していきましょう。

スマホアプリでデータを簡単に管理可能

301SIは、スマホと連携することで、スマホから計測した体組成データを確認できます。

スマホから測定データを確認するには、専用アプリ「パーソナルカラダサポート」のダウンロードが必要ですが、スマホからいつでも簡単に体組成データを確認でき、非常に便利です。

測定データの共有

アプリをダウンロードしたスマホと301SIの連携が完了することで、SNSで友達や専門家と測定データを共有できます。

健康情報をシェアできることで、健康管理やダイエットの際にモチベーションを保つのに便利です。また、SNSだけでなくSMS(ショートメッセージサービス)を使用して測定データを共有することも可能です。

ただし、体組成計とスマホの連携は3G回線によるため、通信速度が遅い難点があります。

音声ガイダンス付き

301SIでは、音声ガイダンスに沿って操作するだけで、誰でも簡単に測定を開始できます。

利用料金

Softbank(ソフトバンク)のスマート体組成計301SIでは、通常の体組成計と異なり、Softbankの携帯電話を購入し、利用料金を支払う際に同時に引き落とされることなります。また、機種本体の価格と体組成計を利用する料金別で発生します。

利用開始前にきちんと以下の料金情報を確認しておきましょう。

機種代金

機種代金とは、体組成計本体の価格のことです。301SIは、税込で「14,160円」、「スマート体組成計専用2年契約」の分割払いで「月々590円×24ヵ月」となります。

ただし、14,160円という価格は、新スーパーボーナスご加入時の販売価格のため、注意が必要です。

利用料金

301SIでは、本体の購入代金の他に、機器の利用料として利用料金がかかり、以下のような仕組みとなっています。

プラン基本使用料
スマート体組成計専用プラン590円/月

機種代金に加えて利用料金の590円がかかるため、月々で1,180円の料金がかかることとなります。

ただし、スマート体組成計専用プランは、「スマート体組成計基本料無料プログラム」という月々の支払い金額かがら590円を引くというキャンペーンの適用対象となっており、結果的に月々の支払い金額は機種代金と利用料金の両方を足して590円となります。

スマート体組成計2の概要

次に、2018年に発売された「スマート体組成計2」の概要を説明します。同じSoftbank(ソフトバンク)が提供する体組成計サービスですが、301SIと比べてどのような違いがあるのでしょうか。301SIよりもおすすめと言われるポイントをお教えします。

基本スペック

スマート体組成計2の基本スペックは以下のようになっています。

サイズ約310(幅)×235(高さ)×27.7mm(厚さ)
重さ約1.5kg
登録人数4人

サイズについては突起部を除いたサイズです。301SIよりも100g重く、幅が広くなっていますが、ほとんど違いはありません。

測定可能な体組成項目

スマート体組成計2では、301SIと同じ項目を計測できます。

体重

スマート体組成計2では、0~136kgの範囲で体重測定が可能です。体重は5~100kgの間は100g単位で100~136kgの範囲では200g単位での計測を行えます。

BMI

スマート体組成計2では、BMIを0~136.0の間で0.1単位で算出できます。BMIとは体の肥満度を知ることができる数値です。

体脂肪率

スマート体組成計2では、5.0~75.0%の範囲で0.1%単位での体脂肪率を知ることができます。

内臓脂肪レベル

スマート体組成計2では、30の段階レベルで内臓脂肪レベルを知ることができます。内臓脂肪は増えることで血管や内臓を圧迫して生活習慣病の原因となる可能性がある重要な数値です。

身体年齢

スマート体組成計2の身体年齢は18〜80歳の間で、1歳単位で表記されることとなります。

基礎代謝

スマート体組成計2では、基礎代謝量が100~2,999kcalの範囲内で1kcal単位で表示されます。基礎代謝量が上がることで、消費エネルギーが増え、反対に基礎代謝量が下がると、消費エネルギー量が減ることとなります。

体水分率

体水分とは、血液やリンパ液などのことを指します。スマート体組成計2では、301SIと同様に、体重に対して体水分量が占める割合を示した体水分率が5~75%の間で1%単位で表示されます。

骨レベル

スマート体組成計2では、10段階で測定者の骨レベルを知ることができます。

骨格筋レベル

スマート体組成計2では、骨格筋レベルも10段階で判定されます。骨に付着して体幹や体肢の姿勢や運動の際に使用される骨格筋は、レベルを知ることで過去のトレーニングの効果を知りたい場合などに活用できます。

サービスの特徴

スマート体組成計2は301SIの搭載機能に加えて以下の2機能が搭載されている特徴があります。301SIと同様に体組成計とスマホ連携が可能で、測定データの管理には専用アプリのダウンロードが必須です。スマート体組成計2ではBluetoothによる連携によって乗るだけで測定データがクラウドに自動送信され、接続したスマートフォンで性別、身長などのユーザー設定を行えます。

301SIには無かった以下の2機能を知って、スマート体組成計2の使い方を実際に利用を開始する前に確認しておきましょう。

測定アラーム

スマート体組成計2では、測定し忘れを防止するためのアラームを設定することができます。体組成測定は、ある程度同じ時間に継続して行うことで、過去の数値と比較してどのような変化があったかを確認できます。

アラーム機能を利用して同じ時間に体組成測定を行うことで、自身の健康資産の形成に役立てられます。

育成ゲームが楽しめる

スマート体組成計2では、毎日体組成測定を行うことで、画面上に表示されるキャラクターが成長していく「いきもの育成ゲーム」機能が搭載されています。

日常的に体組成測定を行う際にモチベーションを保つ際に役立てられます。

スマホアプリ「パーソナルカラダサポート」とは

ここからは、スマート体組成計2の測定結果をスマホ内で便利に管理するためにダウンロードする必要がある「パーソナルカラダサポート」というアプリについて説明します。パーソナルカラダサポートは、日々の体重や歩数などをグラフ化して、無料で健康管理できるサービスです。

301SIやスマート体組成計2を使用して体組成計データをスマホから管理する際に利用するアプリですので、301SIもしくはスマート体組成計2の利用に迷っている方は、参考にしてみてください。

参考:パーソナルカラダサポート(ソフトバンク公式サイト)

利用料金

パーソナルカラダサポートは、無料での利用もしくは、プレミアムプランというプランの2種類から利用プランを選択することができます。

プレミアムプランにアップグレードすると、24時間365日いつでも専門家に健康や育児、介護などの電話相談ができ、アシックスのGPSランニングトラッカーアプリ「ASICS Runkeeper™」の有料サービスが使い放題になるメリットがあります。プレミアムプランは月額400円で登録可能です。

測定項目をグラフ化

パーソナルカラダサポートでは、測定した9種類の体組成数値と、歩数をグラフ化して管理することができます。グラフで確認可能なことで、一目で過去とのデータ比較が行え、非常に便利です。

Tポイントが貯まる

パーソナルカラダサポートを利用することで、記録された歩数に応じて抽選でTポイントを獲得できます。プレミアムプランに加入すると、抽選をしなくてもTポイントがすぐにもらえる、プレミアムプラン会員限定のチャレンジに参加できます。

バーチャル旅行ができる

計測された歩数によって、バーチャル旅行を行えます。これはアプリ内で歩数に応じて東海道五十三次を歩き、ポイントを貯めることでTポイントを獲得できる機能です。

他アプリとの連携も可能

パーソナルカラダサポートに記録された体組成の測定データは、「ASICS Runkeeper™」や「あすけん」といった他アプリ内に連携させることができます。

「ASICS Runkeeper™」とは、asicsが提供するアプリサービスで、ランニングやウォーキング、フィットネスなどさまざまなアクティビティの進捗状況を確認できます。一方の「あすけん」は、食事記録を行うことでカロリー計算や体重管理ができる無料のダイエットアプリです。

体組成測定を行う目的ごとに他アプリと連携させて、健康管理やダイエットの際に活用していきましょう。

利用料金

スマート体組成計2の利用料金を説明します。スマート体組成計2は301SIと同様に、機種代金と利用料金の2種類のお金を支払う必要があります。

機種代金

スマート体組成計2の機種代金は301SIと同額です。分割支払(24回払い)で月々590円となります。

利用料金

スマート体組成計2の利用料金は以下のようになっています。

プラン基本使用料
スマート体組成計2専用プラン590円/月

利用料金についても301SIと同じになっています。また、「スマート体組成計2基本料無料プログラム」というキャンペーンの適用を受けることができます。

このキャンペーンは、月々の支払い金額かがら590円を引くという内容となっており、スマート体組成計2を利用する際には、月々590円で使用できます。

スマート体組成計サービス利用時の注意点

ここからは、Softbank(ソフトバンク)のスマート体組成計サービスを利用する際の注意点をお教えします。注意点をきちんと理解してから利用を開始しましょう。

解約

スマート体組成計サービスは、Softbank(ソフトバンク)の契約を解約した後でもスマート体組成計サービスだけを使えるため、注意が必要です。基本的な料金プランと異なる、スマート体組成計サービス解約時のポイントをお教えします。

主なプランの契約更新期間は2ヶ月

Softbank(ソフトバンク)の主要料金プランの契約更新期間は2ヶ月となっています。

契約更新期間とは、一定の契約期間(1年間や2年間)が定められている料金プランや割引サービス等に加入している場合に、契約内容の変更や解約などの手続きを無料で行うことができる期間のことです。契約更新期間外に行われる契約解除は、基本的に契約解除金が発生することとなります。

参考:2年以上の契約時に契約解除料がかからない更新期間を2カ月間に延長(ソフトバンク公式サイト)

解約手数料

Softbank(ソフトバンク)の主な料金サービスを利用している場合には、契約更新期間内に解約手続きを行わないと解約手数料がとられてしまいますが、スマート体組成計サービスはこの適用外となっています。

そのため、スマート体組成計サービスは2年の契約期間を過ぎればいつでも解約を無料で行えます。

これはスマート体組成計プランなどの特別なプランのみに適用されるサービスで、基本的には解約手数料が発生するため注意が必要です。

参考:一部料金サービスの契約解除料を廃止(ソフトバンク公式サイト)

電話番号の確認方法

スマート体組成計は、電話番号ごとに登録が行われます。しかし、登録から時間が経ってしまうことで登録した電話番号が分からなくなってしまう可能性があります。

以下より301SIとスマート体組成計2のそれぞれで登録電話番号を確認する手順をお教えします。

・301SI

体組成計のディスプレイに体重を表示させ、[ok]ボタンをクリックします。その後[∧][∨]ボタンにて「電話番号」を選択することで登録電話番号が表示されます。

・スマート体組成計2

体組成計のディスプレイに体重を表示させ、「本体設定」から「本体電話番号」にて表示させることができます。

参考:[スマート体組成計(301SI)]電話番号を確認する方法を教えてください。(ソフトバンク公式サイト)
参考:[スマート体組成計2]電話番号を確認する方法を教えてください。(ソフトバンク公式サイト)

エラーや故障が発生した場合

301SIやスマート体組成計2を使用中にエラーや故障が生じる可能性があります。このような場合には近くのSoftbank(ソフトバンク)ショップに行って対応してもらえます。

スマート体組成計サービスについて知り、利用を判断していきましょう

Softbank(ソフトバンク)のスマート体組成計サービスについて解説しました。Softbankの携帯を契約している方であれば、月々実質590円でスマホ連携が可能な体組成計を利用することができる非常に便利なサービスです。また、音声ガイダンスによる簡単操作や、SNSなどに体組成データを共有する際の操作が簡単で、日常的に体組成測定を行って、自身の健康資産の形成を行いたい方に最適なサービスです。

また、無料アプリを使用して測定データをグラフで確認できます、プレミアム会員になることで体組成測定と同時にTポイントを貯められる点も魅力です。

しかし、通常の体組成計と異なりSoftbankとの契約を結んで体組成計の利用が可能になるため、利用を終了する際に解約手続きが必要になるデメリットもあります。メリットとデメリットの両面をよく理解してスマート体組成計サービスの利用を判断していきましょう。

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