梅をおいしく食べるには?健康効果やおすすめレシピを紹介!

 

6月の雨は「梅雨」と呼ばれることもあり、梅雨の時期に梅が熟することは古くから広く知られてきたようです。

さまざまな加工法でおいしく食べられる梅ですが、梅干しや梅シロップを普段から食べない方にとっては、あまり馴染みのない食べ物かもしれませんね。

本記事では梅の特徴や梅に期待できる効果、旬の梅をおいしく食べる方法について紹介します。

梅の魅力をよく知り、ぜひ食卓へ梅を取り入れてみましょう。

 

 

梅は日本で長らく食べられてきた歴史のある食品です。まずは梅の特徴について簡単に解説しましょう。

 

主に和歌山県で生産

日本では日本における梅の生産量は、和歌山県が全体の約6割とトップのシェアを占めています。

梅干しの生産量も全国1位であり、和歌山県で作られた梅干しは全国で消費されています。

梅といえば「南高梅」というブランドが有名ですが、和歌山県はこの南高梅発祥の地でもあるのです。

ほかでは群馬県や青森県などでも栽培が盛んです。

自宅に梅の木がある場合には、毎年の梅干し作りが恒例となる場合もあるかもしれませんね。

 

保存食としての活用が一般的

青梅には中毒を起こす可能性のある物質「シアン化合物」が含まれているため、そのまま食べることはできません。

また梅は旬を迎えると大量に収穫できますが一度に多くを食べられるものではないため、保存食へと加工する方法が一般的です。

梅の加工品として有名な梅干しは、梅と塩のシンプルなものから、食べやすくはちみつや鰹節を加えたものまで幅広く作られています。

近年では塩分の摂りすぎを気にする声も多いことから、塩分控えめの梅干しも人気を集めているようです。

 

 

梅干しや梅酒は健康意識の高い方にも人気を集めていますが、具体的にはどのような効果が得られるのか知らない方も多いのではないでしょうか。

そこでここからは梅に含まれる成分と、期待できる健康効果について解説します。

 

抗菌効果

梅を思い浮かべると唾液が出てしまう方も多いことでしょう。

梅は非常に酸味の強い食品であり、ミネラルや有機酸を豊富に含んでいます。

クエン酸やリンゴ酸、コハク酸などの有機酸には強力な殺菌作用と抗菌作用があり、細菌の増殖を抑えるために役立ちます。

おにぎりに梅干しを入れることで、炊いたご飯が傷むことを防ぐ効果が期待できるでしょう。

ただし梅干しをそのままおにぎりの真ん中に入れても、梅干しに触れているお米にしか効果を発揮しません。

おにぎりを傷ませたくない場合には、梅干しの果肉を分解してご飯と混ぜ込み、梅の抗菌効果を全体に行き渡らせましょう。

 

疲労回復効果

梅由来のクエン酸には、疲労回復をサポートする効果も期待できます。

私たちが体内でエネルギーを生成するためには「クエン酸回路」を回す必要があります。

「クエン酸回路」との名前の通り、エネルギーの効率的な生成にはクエン酸の存在が不可欠。

梅干しからクエン酸を効率的に摂取すれば、疲れを取るために必要なエネルギーを効率よく生成できるでしょう。

 

血流改善効果

血流改善には、梅肉の成分である「ムメフラール」が役立ちます。

ムメフラールは梅の加熱により、梅の糖分とクエン酸が反応して生じる梅肉エキス特有の成分です。

生の梅や梅干しには含まれていないため、高い血流改善効果を期待したい場合には梅を長時間煮詰めて作られた梅肉エキスの活用がおすすめです。

お湯に溶かしたりお菓子に用いたりして、梅肉エキスをおいしく食べましょう。

 

胃腸を整える効果

クエン酸をはじめとする有機酸には、腸内環境を整える効果も確認されています。

善玉菌が増えやすい環境を作ることで、胃腸の機能が高まり、便秘の解消につながるでしょう。

また有機酸には唾液や胃液のような消化液の分泌を促す効果もあります。

消化不良による胃もたれを防ぐ効果や、食欲を増す効果も期待できるでしょう。

食欲が落ちやすい夏には栄養不足のリスクも高まります。

梅を食事に取り入れて食欲を増し、おいしくご飯を食べましょう。

 

 

6月頃には梅が大量に収穫できます。

農産市でも安価で出回ることが多いため、おいしく加工して少しずつ食べたいと考える方も多いでしょう。

ここからは旬の梅の加工法のなかから、自宅でも手軽にできるものについていくつか紹介します。

 

青梅は梅シロップに

6月初旬に収穫される青く硬い梅は、梅シロップへの活用がおすすめです。

材料として次のものを用意しておくとよいでしょう。

• 青梅
• 保存瓶(煮沸消毒後、アルコールで拭く)
• 氷砂糖

よく洗い、傷やヘタ部分を取り除いた青梅と氷砂糖を瓶へと交互に詰め、冷暗所で保存しましょう。

梅がすべてしわしわになり、氷砂糖がすべて溶けるまで2週間から1か月程度かかります。

冷蔵庫で保存すれば数か月はもちます。炭酸水で割るとジュースに、お酒で割ると梅酒として楽しめるほか、ゼリーのようなお菓子にも使用できます。

梅の甘酸っぱさを存分に味わいましょう。

 

完熟梅は梅ジャムや梅干しに

6月下旬には梅も黄色くなり、完熟と呼ばれる状態のものが収穫できるようになります。

完熟梅はアク抜きが不要であるため、梅干しには一般に完熟のものが用いられます。

完熟梅の保存性を高めるためには、たっぷりの砂糖を用いた梅ジャム、またはたっぷりの塩を用いた梅干しを作りましょう。

赤しそやはちみつの量は好みで自由に調整可能ですが、塩は梅重量の18%以上になるよう意識しましょう。

市販の梅干しでは塩分濃度が10%以下のものも多くありますが、梅干しが傷みやすくなるというデメリットがあります。

自宅での長期保存を考える場合には、減塩の梅干し作りは控えた方がよいでしょう。

梅ジャムの腐敗防止には65%以上の糖度が必要です。

梅由来の糖分を加味して、砂糖は下処理を終えた梅の重量の60%以上を目安にするとよいでしょう。

 

冷凍保存もおすすめ

あまりにも多くの梅が収穫できた場合や、速やかな加工が難しい場合には、冷凍保存もおすすめです。

洗ってヘタを取り、下処理を済ませた青梅や完熟梅を、ジップロックに詰めて冷凍庫に入れましょう。

冷凍保存により梅の細胞壁が壊れるため、梅エキスをより早く抽出できます。

凍ったまま使用して、梅シロップや梅干し、梅ジャムの作成の時短に役立てましょう。

アジやイワシ、大根を梅とともに煮る「梅煮」にも凍ったまま使用できます。梅エキスを効率よく出せるため、よりおいしく仕上がるでしょう。

 

 

一年のうち、大量の梅を入手できる機会は6月だけです。

梅シロップや梅ジャム、梅干しなどに加工すれば、長期にわたり梅のおいしさを楽しめるでしょう。

一度に大量の加工が難しい場合には冷凍保存もおすすめです。

より柔らかく、よりエキスの抽出がしやすくなった梅を活用して、魚の梅煮や梅酒をおいしく味わいましょう。

 

 

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