毎日ご飯を作るのって大変ですよね。時間があるときに副菜だけでも作り置きしておくと便利です。ただし、夏は食材が腐りやすいので注意が必要です。
常備菜づくりのポイントを押さえて、夏も楽チンに自炊生活を送りましょう。
食べ物を腐りにくくする4つの方法
腐敗の速度をゆっくり(食材を長持ち)させるには、「水分」「PHバランス」「酸素」「温度」の4つのバランスを崩すように工夫するのがポイントです。
1. 腐敗が進む水分を無くす方法
■ 塩で脱水。
■ 天日干しや焼成(しょうせい:温度や時間を調整しながらの加熱)などで乾燥。
■ たっぷりの砂糖で「自由水」を減らし「結合水」を増やす。
2. PHバランスを崩す方法
■ 酢やレモン、梅干などで酸性度を高める。
3. 酸素を遮断する方法
■ オリーブオイルやハチミツなど粘度のあるもので表面を覆う。
■ 容器や袋の中を真空に。
4. 保存に適した温度を保つ方法
■ 冷蔵庫や冷凍庫で温度を低温に。
保存は基本的には冷蔵庫で行い、使用する容器は清潔で水滴のついていないものを用意しましょう。アルコール消毒や、熱湯で殺菌するとさらに良いです。
常備菜に向いているメニュー3選
1. 乾物
乾物は常備菜として冷蔵庫でストックし、食べる分だけ調理するのがお勧めです。
ひじきの煮物や切り干し大根の煮物、マカロニサラダや春雨サラダ、昆布の佃煮など、お弁当や夕食の1品に便利で、毎日少しずつ食べても飽きませんね。
2. 揚げ野菜
揚げ野菜をめんつゆやピクルス液に浸け置きしておけば、野菜がたっぷり食べられて満足感のあるメニューが手軽に毎日補給できます。
特に、かぼちゃやなす、パプリカなどの夏野菜はカラフルに仕上がり、食卓に彩を添えてくれるので便利ですね。夏野菜の揚げマリネ、夏野菜の揚げ浸しなどがオススメです。
3. 肉・魚の煮物や佃煮
肉や魚は砂糖と醤油をしっかり聞かせた煮物や佃煮にしておくと便利です。
牛肉とこんにゃくの佃煮、イワシの梅干煮、カツオの生姜煮、しらすとピーマンの佃煮など、おむすびの具やご飯のお供に良いですね。
魚料理は手間がかかるという印象があり、なかなか魚を自宅で食べない方も多いですが、まとめて調理して常備菜として置いておけば手軽に食べられますよ。
食べ方のポイント
食べ方のポイントは、食べきらないときは清潔な箸やスプーンを使って、食べる量だけを皿に移すようにしましょう。
保存容器のまま食卓に並べて直箸で食べてまた保存すると、腐る原因になります。
日持ちさせるポイントを押さえて、常備菜を作ってみましょう。