オムロンの体組成計・体重計を徹底解説。機種の比較や精度、特徴や選び方、おすすめの体組成計もご紹介!

 

本記事ではOMRON(オムロン)の体組成計・体重計について解説します。

ヘルスケア機器メーカーとして知名度の高いOMRONですが、OMRONの体組成計にはどのような特徴があるのでしょうか。

OMRONの体組成計について理解して、TANITA(タニタ)やその他ブランドの体組成計と比較しながら、自身に最適な体組成計を選択していきましょう。

オムロンの体組成計の購入を検討している人の画像

 

 

体組成計ブランドとして有名なOMRON(オムロン)の体組成計の特徴を解説します。

OMRONの体組成計の購入を検討している方は、以下の情報を参考にして体組成計選びに役立てていきましょう。

体組成計とは

体組成計とは、人間の体の構成要素である体組成を測定する機器のことです。

人間の体は主に、筋肉・骨・脂肪・水分の4種類の成分によって成っています。体組成計では、このような人間のおもな構成要素の数値を計測することで、体について詳しく知ることができ、健康管理やダイエットといった健康資産の形成を行う際に活用できます。

 

体組成測定の目的とは

人間の体の構成要素の数値や割合が分かる体組成計ですが、なぜ体組成を計測する必要があるのでしょうか。以下より体組成測定の目的を3点お教えします。

健康管理

体組成の数値を知ることで、測定者の健康管理を行う際に活用できます。

体組成計では、自身の内臓脂肪レベルや骨量を計測できます。内臓脂肪は生活習慣病の原因となる可能性が高い脂肪で、骨量については将来的な寝たきりなどを防ぐために非常に重要な数値となります。健康を維持するために大切な項目を知ることで、自身が今後どのようなケアを行うべきかを判断する際に活かせます。

また、日常的に体組成を測定することで、自身の体の小さな変化に気付くことが可能になり、病気の予防などに活用できます。

ダイエット

体組成を計測することで、健康的なダイエットを行う場合に活用できます。

多くの体組成計の測定項目には、体脂肪率や筋肉量が含まれています。健康的に減量を行う際には、筋肉量を維持、もしくは増やして脂肪量を減らす必要があります。そのため、ダイエットを行う際に体脂肪率や筋肉量が分かることで、食事制限や運動といったどのようなダイエットを行うべきかが分かります。

トレーニング

体組成測定の目的の3点目に、トレーニングがあります。

体組成計を使用して自身の筋肉量が分かることで、過去のトレーニングの良し悪しや、今後のトレーニングの参考にすることができます。また、体組成計の機種によっては筋肉量だけでなく、筋肉の質である「筋質」を知ることができるものがあり、自身の筋肉について詳しく知ることができ、非常に便利です。

 

OMRON(オムロン)について

OMRON(オムロン)は日本の大手電気機器メーカーで、電子部品や製造業で使用される部品などの製造を行う企業です。家庭での健康管理から医療現場まで、生活習慣病の予防や改善などに貢献するような機器やサービスが提供されています。

体組成計ブランドとしては、TANITA(タニタ)も非常に有名ですが、OMRONもTANITAに並ぶ有名ブランドとして知名度が高くなっています。

 

OMRON(オムロン)体組成計の種類

ここからは、OMRON(オムロン)の体組成計の特徴を解説します。日本の体組成計ブランドとして有名なOMRONですが、他社の体組成計とどのような違いや特徴があるのでしょうか。

両手両足測定タイプ

OMRON(オムロン)の体組成計には、「両手両足測定タイプ」という体組成計があります。これは、測定時に両足を体組成計に乗せるだけでなく、両手で電極が付いたハンドルを持ち上げて計測を行うタイプの体組成計です。

現在はOMRON以外のブランドの体組成計でもこの方法が採用されている体組成計がありますが、家庭用両手体組成計を初めて販売したブランドはOMRONです。

乗るだけで簡単測定

両手両足タイプの体組成計の他に、測定者が体組成計に乗るだけで体組成測定を行えるタイプがあります。乗るだけで自身の体組成を知ることができ、非常に便利です。

 

 

ここからは、OMRON(オムロン)のおすすめの体組成計をご紹介します。OMRONの体組成計の購入を悩んでいる方は、以下を確認したうえで自身に最適な体組成計を選択していきましょう。

HBF-230T

簡単に体組成測定を行うことができる体組成計です。

測定項目数7項目
スマホ連携○(Bluetooth連携)
特徴自動認識機能
薄型設計
大きな文字表示
値段10,886円(税込)

非常にシンプルな造りで、必要項目を簡単に測定することができます。Bluetoothによる体組成計とスマホの連携が可能で、アプリ内に自動で測定結果が送信されます。

体組成計のディスプレイが大きく、立ったまま測定結果を確認することができます。


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HBF-225

測定項目数4項目
スマホ連携非対応
特徴自動認識機能
A4サイズ
値段4,980(税別)

HBF-225では、体重・体脂肪率・BMI・内臓脂肪レベルの4項目のみの測定が可能です。A4サイズで保管に困らず、蛍光カラーのバリエーションも豊富です。

測定者を自動認識してくれる機能が搭載されており、非常に便利です。無駄な機能が無いため、とにかく体重や体脂肪率を測定したい方向けです。


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KRD-703T

 

測定項目数10項目
スマホ連携○(Bluetooth連携)
特徴Myダイエット判定機能
ポジショニングチェック
両手両足測定
値段-(記載なし)

10項目の体組成測定が可能な体組成計です。Myダイエット判定機能では、測定日の部位別の体重と皮下脂肪率、骨格筋率の変化から、ダイエットの進捗状況が判定されます。ダイエットを行う際のモチベーションを保つための機能です。

ポジショニングチェック機能では、部位別の皮下脂肪率が同じ年齢やBMIの人の平均と比べて多いのか少ないのかを判定してくれます。


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HBF-256T

測定項目数7項目
スマホ連携○(Bluetooth連携
特徴自動認識機能
4秒で測定完了
50g単位の体重測定
値段12,780円(税別)

HBF-256Tの特徴としては、4秒で体組成測定が完了する点があります。また、体重については50g単位での測定が可能なため、体の小さな変化にも気付くことができます。

Bluetoothによるスマホ連携も可能です。


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HBF-214

測定項目数7項目
スマホ連携非対応
特徴薄型設計
大きな文字表示
値段2,980円

OMRON(オムロン)の体組成計で非常に人気の体組成計です。Amazonや楽天市場の売れ筋ランキングの上位に多くランクインしています。体組成計本体の厚さが28mmと、狭いスペースにも収納できるスリムなサイズで家庭用にぴったりです。

大きな文字表示で、立ったまま測定結果を確認することができます。


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HBF-212

測定項目数4項目
スマホ連携非対応
特徴A4サイズ
薄型設計
値段3,790(税別)

上述のHBF-214から測定可能項目を減らしたモデルです。簡易的な体組成測定が可能で、価格も安いことから人気があります。


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次にオムロンの体組成計を選ぶ際のポイントを測定技術や測定可能項目とともに解説します。

OMRON(オムロン)の高精度な測定技術

ここからは、OMRON(オムロン)の体組成計に搭載されている、精度の高い測定技術について説明します。高精度な測定技術を誇る体組成計ブランドとして、TANITA(タニタ)が有名ですが、OMRONの体組成計ではどのような技術が搭載されているのでしょうか。

以下では、OMRONの体組成計で採用されている基礎データの算出のための測定技術をお教えします。

水中体重秤量法

陸上と水中の体重の差から体の密度を出して、体脂肪率を推定する方法です。OMRON(オムロン)の体組成計では、体脂肪率を算出する際の基礎データとして使用されています。

呼気ガス分析装置

呼吸の際に吐き出す空気の成分を分析する装置のことです。呼気を分析することで、基礎代謝量の測定を行う際の参考となっています。

X線CT装置

X線を利用して体に傷をつけずに体の輪切りの画像を撮影することができる医療用装置のことです。このX線CT装置では、腹部の臍の位置の輪切り画像から、内臓脂肪面積を計算することができます。

そのため、OMRON(オムロン)の体組成計を使用した測定技術を支える数値として活用され、内臓脂肪レベルを算出する際に活用されています。

DXA方式

DXA方式と言われるX線を使用した測定方法を使用して、骨量や体脂肪などの組織量を測定した結果が、OMRON(オムロン)の体組成計技術に活用されています。

DXA方式とは、「Dual Energy X-Ray Absorptiomety」の略で、異なる2種のX線を用いて、吸収率の違いから骨量や体脂肪などの組織量を定量する方法です。体を分解して重さを測ることなく、部位別の体組成を測定することができます。

MRI磁気共鳴画像診断装置

骨格筋率や皮下脂肪率を測定する際の基礎データは、磁場と電波をあてて体の組織を画像化し、全身の断面画像を取るMRI磁気共鳴画像診断装置を使用して算出されています。

 

OMRON(オムロン)の体組成計で測定可能な項目

次に、OMRON(オムロン)の体組成計を使用して測定できる項目をお教えします。

体重

OMRON(オムロン)の体組成計では、体重測定が可能です。OMRONでは、体組成計での体重測定が可能なことで、体組成計のことを「体重体組成計」と呼んでいます。

体脂肪率

測定項目の2点目に、体脂肪率があります。

体脂肪率とは体重に占める脂肪量の割合です。体脂肪率が高いと肥満となってしまいますが、脂肪はエネルギーを貯蔵したり、内臓を保護したりと、さまざまな役目を果たしており、少なすぎても健康的とは言えません。

逐一自身の体脂肪率を確認することで、健康管理やダイエットの際に活かせます。

皮下脂肪率

OMRON(オムロン)の体組成計では、皮下脂肪率を計測できます。皮下脂肪率とは、体重のうち「皮下脂肪の重さ」が占める割合を指します。

人間の体の脂肪は、大きく皮下脂肪と内臓脂肪の2種類に分かれています。皮下脂肪にはエネルギーをためたり体温を保つなどの役割があり、お腹だけでなく、二の腕やお尻、太ももなどにつきやすい脂肪です。

そのため、皮下脂肪率が高いことで、必要以上の皮下脂肪が蓄積していることとなり、プロポーションのくずれの原因となります。ダイエットを行う際に知ることができることで、自身が行うべきダイエットがどのようなものかが分かります。

また、TANITA(タニタ)の体脂肪率では皮下脂肪率を測定可能なものが少ないため、OMRONの体組成計の特徴と言えます。

内臓脂肪レベル

OMRON(オムロン)の体組成計では、内臓脂肪レベルの測定が可能です。皮下脂肪に対して内臓脂肪とは、内臓のまわりについている脂肪のことを指します。

内臓脂肪は、内臓の近くに位置することから、血中に脂肪を増やして脂質異常症を生じさせるなど、生活習慣病の原因となる可能性が高いです。そのため、健康管理を行う際に内臓脂肪レベルを把握しておくことで、病気の予兆に気付ける場合があります。

内臓脂肪レベルは、通常の体重計に乗るだけでは測定できません。

骨格筋率

測定可能項目の5点目に、骨格筋率があります。骨格筋率とは、体重のうち「骨格筋の重さ」が占める割合のことです。

骨格筋とは、体を動かすための筋肉で、トレーニングなどを行って増やせる筋肉のことです。そのため、トレーニングを行う際に体組成計を使用して骨格筋率を確認できることで、過去のトレーニングの成果や今後どのようなトレーニングを行うべきかが分かります。

BMI

BMIとは、身長と体重のバランスから肥満度を確認できる数値です。BMIは以下の計算式で求められます。

BMI=体重(kg)÷身長(m)÷身長(m)

理想的なBMI数値は「22」と言われ、これを上回ると肥満寄り、反対に下回ると痩せ傾向であると言えます。

基礎代謝

基礎代謝とは、生きるために行われる活動によって消費されるエネルギーのことです。基礎代謝は、筋肉量が多いことで消費エネルギーが増えて上がり、反対に加齢などによって筋肉量が減少することで基礎代謝が減少することとなります。

基礎代謝が高いことで、消費エネルギー量が増えるため、効率的なダイエットを行う際には重要な数値となります。また、基礎代謝が高いことで、太りにくい体になることができます。

体年齢

OMRON(オムロン)の体組成計では、基礎代謝をもとにOMRON独自の技術によって体の年齢が算出されます。

基礎代謝は体重、体脂肪率、骨格筋率などを総合的に見て算出されている数値になるため、体年齢は自身の体を知る際の目安とすることができます。

 

OMRON(オムロン)の体組成計の使い方

ここからは、OMRON(オムロン)の体組成計の使い方をお教えします。ご紹介した体組成計を使用して、自身の健康管理やダイエットに活用したいと考えている方は、使い方を確認した上で利用を開始しましょう。

スマホ連携が可能

OMRON(オムロン)の体組成計では、スマホ連携が可能なものが多いです。体組成計とスマホはBluetooth通信によって連携されることとなります。

連携するスマホに専用の無料アプリ、「OMRON connect(オムロン コネクト)」をダウンロードすることで、測定した体組成データを簡単に管理できます。体組成計に乗って、体組成測定を行うだけで、測定結果がスマホに自動転送され、非常に便利です。

電池式

OMRON(オムロン)の体重計や体組成計は電池式です。乾電池を入れて電源を入れることで体組成測定が可能になります。

水平な場所で計測する

体組成計を使用する際には、水平な場所に体組成計を置いて計測することが大切です。

体組成計は測定者の体内に電流を流して体内の組織量を計測することとなり、測定時の様々な状態に影響されることで測定結果が大きく左右される要因となる可能性があります。そのため、柔らかいクッションの上などで測定を行うことで、正確性の低い測定結果となってしまう可能性があります。

決まった時間に測定

体組成測定は、ある程度同じ時間帯に計測することが大切です。

体組成計の測定結果は、測定者の体水分量によってが大きく変化する可能性があります。そのため、継続して体組成測定を行い、体の変化を知りたい場合にはある程度同じ時間に計測を行うことで、似たような状態での測定が可能になります。

違った状態の測定結果を比較しても、実際にその数値が正確かどうかが分からず、比較を行うことができません。できるだけ同じ時間に測定を行うことが大切です。

 

体組成計利用の注意点

次に、体組成計を使用する際の注意点をお教えします。体組成計での体組成測定の結果は、おかしい結果となる場合があり、変動する可能性があります。

以下のポイントを考慮して測定を行い、より正確な体組成測定の結果を得られるようにしましょう。

体水分量

体組成計の測定結果の変動要因には、体水分量の変化があります。

OMRON(オムロン)の体組成計では、生体インピーダンス法という、体内に微弱の電流を流して体の組織ごとに異なる電気抵抗を利用して、体組成が計測されます。そのため、体内の水分量が変化することで、この電流の流れやすさが違い、測定結果が変動する原因となります。

体温

体組成計の測定結果は、体温が変化して体水分量が変動することで測定結果が影響される可能性があります。

地域

体組成計では、測定地域によって測定結果が異なることがあります。

これは、地球の自転による遠心力が、赤道上で最大になるため、重力の影響により、赤道に近づくほど、軽く表示されることとなります。日本で言えば北海道で計測した場合と沖縄で計測した場合には測定結果が異なる可能性があります。

 

 

ここからは、OMRON(オムロン)以外の体組成計ブランドのおすすめの体組成計をご紹介します。

JouleLife(ジュールライフ)

JL-103の元々の商品価値は1万円以上するものですが、それを月額550円のサブスクで気軽に利用でき、オンランダイエット相談や永年保証サービスなどの関連サービスも受けられます。

1年使うと体組成計は自分のものになり、自分に合わない場合は、期間縛りなどなくいつでもやめられるので損することがありません。

10年近くヘルスケアサービスを提供している国内企業なので、タニタやオムロンと同様に安心感が持てます。アプリ機能もかなり充実しています。

公式サイトで見る

 

TANITA(タニタ)

TANITA(タニタ)では非常に様々な種類の体組成計が販売され、個人用と、業務用の2種類に大きく分けることができます。

個人用が一般家庭で使用されるような簡易的で小さいサイズのものが多いのに対して、業務用は測定精度が非常に高くサイズが大きい特徴があります。

製品数が多く、測定項目や搭載機能によって様々な価格のものがあり、幅広い顧客に対応しています。

測定精度の高さから人気の高いブランドで、OMRON(オムロン)には無い機能として、筋肉の質を知ることができる機能などがあります。

 

Anker Eufy

Eufyはモバイルバッテリーとして有名なAnkerが提供する体組成計ブランドです。

特徴としては、測定テープ(メジャー)が付属されており、測定データから体型アバターを作成することができ、自分の体型を3Dモデルで客観視することができます。

Anker自体は中国メーカーですが、Anker Japanとして日本法人がしっかりサポートしており、保証も充実しています。

Amazonで見る
楽天市場で見る

Withings

Withingsは、フランスの健康機器メーカーです。

また、スマホ連携によって測定結果が自動でスマホアプリ内に送信されることとなり非常に便利です。アプリ内では、体組成管理はもちろん、測定者の睡眠を管理することができ、自身の生活習慣を見直す際に便利です。

WithingsのBody+という機種では、体組成計自体のディスプレイに過去8回分の測定結果が簡単にグラフにて表示されるため、過去の数値の推移を確認できます。


Body+

 

 

OMRON(オムロン)の体組成計について解説しました。OMRONの体組成計は、スマホ連携が可能なものが多く、継続的に体組成データを管理する際に非常に便利です。

また、シンプルな造りの機種が多く、価格が比較的安いのも魅力のひとつと言えます。さらに、アプリと連携することで、体組成計に乗るだけでスマホ内で簡単に体組成データを確認して今後の体のケアの際の参考にできます。

体組成計を使用して日常的に体組成を計測して記録することで、健康管理やダイエット、トレーニングなどの際に活かせます。スマホ連携は、その際に非常に便利で、自身の健康資産を形成する際に役立てることができます。

OMRONの体組成計の機種だけでも様々な特徴を持つものが多く、非常に多種多様です。体組成計選びを行う際には、自身が知りたい項目や価格、スマホ連携の有無などを確認した上で、最適なものを選択することが大切です。

 

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