旬の野菜は最高のサプリメント!野菜を食べる効果やその意味とは?

このコラムでも何度も取り上げている野菜。

良くご覧いただいている方は「また1日350g以上?」って思われるかも知れませんね。でも大事なことなのでもう一度言います。

厚生労働省が推進する健康づくり運動「健康日本21」では健康増進の観点から野菜を1日350g食べることを目標としています。

料理で考えると、1日で「野菜サラダ」+「野菜の煮物」+「ほうれん草のおひたし」+「具沢山味噌汁」+「きゅうりとわかめの酢の物」を食べれば350gくらいになります。大変ですよね?

実際、20歳以上の野菜の平均摂取量は269.2g/日で目標に足りていません。

今回は、量というよりは野菜を食べることのメリットをお話しできればと思います。

 

野菜は1度に摂れる栄養素の種類が豊富!

野菜から摂れる栄養素には主なものとしてビタミン・ミネラル・食物繊維がありますが、さらに色素成分であるポリフェノールやリコピンなどの抗酸化作用や、野菜に含まれる食物酵素の働きも注目されています。

ビタミンの栄養

ビタミンは生体の代謝・生理機能を維持するための補酵素としての働きや抗酸化作用があります。

必要量は微量ですが、生体内では合成されないか合成量が十分でないため食物から摂取しなければなりません。

 

ミネラルの栄養

ミネラルも代謝機能を維持するために重要な補因子となります。

体液中ではイオンとして存在し、正常な細胞活動を維持や神経・筋肉機能の調節を行っています。

 

食物繊維の栄養

食物繊維は水溶性と不溶性があり、水溶性食物繊維は、胃で膨張し胃内の滞留時間が増して満腹感を与え食べすぎを防ぐ効果があります。

またコレステロールや糖質の吸収を抑制し、腸内細菌の栄養にもなります。

不溶性食物繊維は食塊を大きくし、結腸や直腸での便容積を増大させ排便を促進します。

つまり食物繊維は腸内細菌の栄養源であり、腸のお掃除もしてくれるため、腸の健康に大きく関りがあります。

 

野菜に含まれる色素成分

トマトに含まれるリコピンやなすに含まれるアントシアニンは抗酸化作用が強く体の酸化(サビ)を防いでくれる効果があります。

さらにインスリン抵抗性の改善やがん細胞の増殖を抑制するなどの効果も認められています。

 

 

野菜を食べる意味

ビタミンやミネラルなどを手軽に摂れるサプリメントはたくさんあります。

しかし、人は食べることで視覚や嗅覚を刺激し臓器を働かせ、心身の健康を得ており、食材の中で最も旬が感じられる野菜に代わるサプリメントはないと思います。

例えば、汗をかき体の水分が失われやすい夏の野菜には水分がたくさん含まれているように、旬の野菜を食べることでサプリメント以上の栄養を得られます。

野菜を食べて心身ともに健康を続けましょう!

 

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