血液は「サラサラ」「ドロドロ」などと表現されますが、サラサラは良いイメージ、ドロドロは悪いイメージですね。
血液ドロドロとは、血液中の脂質が増えた「脂質異常症」の状態を表します。進行すると動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の原因になります。
血液ドロドロ状態をまねく原因は食生活の乱れやストレスなど。
特に肉などの動物性脂質、アルコール、甘いものの摂りすぎには注意が必要です。
血液の質を高める食生活
腹8分目
暴飲暴食は余分な脂肪や糖の摂り過ぎとなり、カロリー過多は体内に老廃物を蓄積します。腹8分目の食生活を心がけましょう。
肉より魚や大豆製品を
(EPA、DHA、食物繊維たっぷりのサバ缶サラダ)
牛肉や豚肉の食べ過ぎは血液中のコレステロール量を増やします。
手軽に食べられて満足感もある肉メニューをつい選んでしまいがちですが、青魚や大豆製品などのたんぱく質源もバランスよく選ぶようにしましょう。
青魚に含まれるEPA、DHAは血液や血管の質を高めてくれます。
また、大豆製品に含まれる大豆サポニンには血管に付着した脂質を溶かし排泄する働きがあります。
食物繊維をしっかり摂る
食物繊維は余分な脂質を腸で吸収して排泄します。
野菜をたっぷり食べることはもちろん、主食を玄米にしたり、海藻やきのこを食事に取り入れるなど、日頃から無理なく続けられる方法を見つけましょう。
血液サラサラ成分を含む食品の摂取
青魚や大豆以外にも血液を正常に保ってくれる食品があります。日頃からバランスよく摂取するように心がけましょう。
お茶:血液の酸化を防ぐ
納豆:ナットウキナーゼが血栓を溶かす
酢:血流改善の効果がある
玉ねぎ:アリシンが血液の流れを促す
血液の質を高める生活習慣
女性は更年期になるとエストロゲンという女性ホルモンが減少して血中脂質の量が増えやすくなります。
また、血液ドロドロは肌荒れ、切れ毛、枝毛にも影響します。
食生活だけでなく、生活習慣も整えましょう。
水をこまめに飲む。目安は1日1.5-2L
常に湧き水が入ってくる透き通った泉と淀んだ池をイメージしてください。
血液だけでなく、筋肉ほか体内の細胞液として体内の6割を占める水分もこまめな摂取で綺麗にしたいですね。
無理なく続けられる適度な運動
ウォーキングやストレッチ、ヨガなど無理なく続けられる適度な運動をしましょう。
適度な運動は自律神経を整えることにつながります。
規則正しい睡眠
早寝早起きが基本。22:00~2:00に眠っていることで体内の新陳代謝が促進されます。
血液の状態は自分で気づくことが難しいです。
食生活、生活習慣を見直して、血液の質を高め、健康的な毎日を送りましょう。