初冬の小魚にはワカサギがおすすめ!栄養価やおいしい食べ方を解説!

 

ワカサギは丸ごと食べられる小魚です。

湖に張った氷に穴を開け、釣り糸を垂らして釣るワカサギ釣りが有名であるように、冬が旬であることで知られていますね。

ワカサギの天ぷらや南蛮漬けは冬場の総菜コーナーで見かけるものの、自分でワカサギを購入し、調理する経験がある方はあまり多くないのではないでしょうか。

そこで本記事ではワカサギの特徴や期待できる健康効果、自宅でワカサギを食べる際のお手軽な調理法などを紹介します。

冬においしく食べられる小魚、ワカサギについて詳しく知りたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

ワカサギにはどのような特徴があるのでしょう。まずはワカサギの概要について解説します。

 

11~3月に旬を迎える

ワカサギは淡水に生息する、成魚で10~15cmほどの小魚です。

関東では「マハヤ」や「スズメウオ」、北陸では「ソメグリ」など、別の名前で呼ばれることもあるようです。

ワカサギは春に孵化して成長し、秋ごろに脂がのり、おいしくなります。

11~3月が旬とされており、このころであれば生のワカサギをスーパーで見かけることもあるでしょう。

ほかの季節では一般に冷凍ものが出回ります。

また、似た種類の魚で、海産かつワカサギよりも安価な「チカ」が、ワカサギと称して流通されることもあるようですね。

 

初冬のワカサギは骨が柔らかく食べやすい

ワカサギは丸ごと食べられる小魚です。ウロコもほとんどなく、骨や内臓を処理する手間もかかりません。

下処理の手間なく食べられるのは、小魚の嬉しい特徴と言えるでしょう。

とくに11月ごろのワカサギは比較的小さいためか、骨も細めでやわらかく、食べやすいことで知られています。

ワカサギの骨の硬さが気になる場合は、初冬のワカサギを選んで調理するとよいかもしれませんね。

 

 

魚が体によいことはよく知られています。

ワカサギも例に漏れず、さまざまな栄養素の摂取源として活用できるため、ぜひメリットを把握しておきましょう。

 

子どもでも食べやすいカルシウム源

骨ごと食べられる小魚は、貴重なカルシウムの摂取源として大活躍します。

カルシウムは骨の健康維持に欠かせないミネラル。

子どもの発育をサポートしたり、将来の骨粗しょう症のリスクを下げたりする効果が期待できるでしょう。

サケやサバのような大きめの魚の骨は、缶詰のように圧力調理をおこなわないと食べられるやわらかさになりません。

その点、ワカサギであれば家庭での調理で骨ごとおいしく食べられます。

カルシウムを無理なく摂る手段として、ぜひ活用してみましょう。

 

良質なたんぱく質を効率摂取

魚からは良質なたんぱく質も摂取できます。たんぱく質は体を作るために必要となる栄養素。

育ち盛りの子どもはもちろん、大人も不足なく摂る必要があります。

筋肉の減少を防いだり、肌や髪を若々しく整えたりする効果が期待できるでしょう。

体のたんぱく質を合成するためには、たんぱく質の材料となるアミノ酸を不足なく揃える必要があります。

ワカサギのような魚はたんぱく質の合成に欠かせない「必須アミノ酸」のバランスがよいことで知られているため、体を作るための栄養補給に最適です。

下処理不要で手軽に食べられるワカサギは子どもにも食べやすい良質なたんぱく質源として活躍できそうですね。

 

ビタミンAで免疫機能をサポート

ワカサギからはビタミン類も効率よく摂取できます。

一般的な魚類に多いビタミンDや鉄分はもちろん、ワカサギからはビタミンAも摂取可能。

ビタミンAは抗酸化ビタミンとして体を若々しく保つように機能するほか、免疫機能や目の見る力をサポートする効果も確認されています。

冬は風邪やウイルスなどの感染症が流行する季節。ビタミンAの不足を解消できれば、寒い冬も元気に乗り切れそうですね。

 

 

ワカサギは通年で出回るポピュラーな魚ではないため、調理の経験がない方も多いかもしれませんね。

そこでここからはワカサギをおいしく食べる方法として、有名なものを2つ紹介します。

 

衣で揚げ焼きに

ワカサギの定番といえばやはり揚げ調理。

しかし大量の油を必要とするため、調理をためらう方もいるかもしれません。

そのような場合には使用する油をぐっと減らして、揚げ焼きにしてみましょう。

フライパンに1cm程度の油を入れて、ワカサギを色づくまでさっくりと焼き上げます。

醤油やだしで下味をつけたワカサギに、片栗粉をまぶして焼けば、おかずにもおつまみにもできる香ばしいワカサギ料理の完成です。

ホクホクとしたおいしいワカサギを、少量の油で楽しみたい方におすすめです。

 

佃煮や甘露煮で常備菜にも

油を用いたサクサクやホクホクの食感は揚げたてが一番。

一晩経てば食感も損なわれてしまうため、揚げ料理は常備菜には向かないでしょう。

作り置きできるワカサギ料理を探している方には、佃煮や甘露煮などの煮物がおすすめです。

砂糖や醤油、酒など、一般的な味付けで、ワカサギを飴色になるまで煮込みましょう。

水分を十分に飛ばすことで保存性も高まり、おいしさそのままに数日間の保存が可能です。

ビタミンAやカルシウムの供給源として、継続してワカサギを食べたい方におすすめです。

 

 

丸ごと食べられる小魚のワカサギからは、カルシウムやビタミンA、良質なたんぱく質を効率よく摂取できます。

とくに11月ごろの小さいワカサギは骨が細くやわらかいため、子どもでも食べやすいでしょう。

ワカサギの揚げ焼きや佃煮を食事に取り入れて、来たる冬の寒さを乗り切りましょう。

 

 

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