秋はいくらのおいしい季節!栄養価やおいしく食べるコツ、注意点などをご紹介!

 

鮮やかなオレンジ色のいくら。口の中でプチッとはじける感覚と、とろける濃厚な味わいが魅力ですね。

秋になると旬の食材として、店頭や魚市場などでも並ぶ機会が増えることでしょう。

安価な食品ではないため、そう頻繁に食べるものではありませんが、旬のいくらをこの秋、一度は堪能してみたいと考える方も多いはず。

そこで今回は、いくらの魅力や豊富に含まれる栄養素、いくらを食べるときに注意したいことについて詳しく解説します。

いくらの意外な健康効果、食べすぎによるデメリットなどを知ったうえで、おいしく安全にいくらを食べたい方は、ぜひ参考にしてください。

 

 

オレンジ色の粒々は魚介類として売られています。

魚の卵であることは有名ですが、何の卵なのか、いつ多く獲れるものなのか、についてはあまり知られていないかもしれませんね。

まずは、いくらがどのような食材なのか、その特徴や背景を知っておきましょう。

 

秋鮭の卵の加工品

いくらは、主に秋に川へ戻ってくる秋鮭(主にシロサケ)の成熟した卵をほぐし、塩漬けや醤油漬けに加工したものです。

シロサケの卵自体には、塩気はほとんどなく、醤油の香ばしさも感じられません。

わたしたちが食べているいくらは、食事に合うように味付け加工されたもの、ということですね。

秋鮭、と呼ばれるように、いくらの旬は秋です。

新鮮で良質ないくらが多く出回り、店頭で見かけるようになるのもこの頃ですね。

 

高い栄養価

卵にはこれから育つ命のための栄養素が濃縮されています。

ニワトリの卵が完全栄養食と呼ばれることもあるように、さまざまな栄養素を効率的に摂取できるメリットが卵にはあります。

いくら、すじこ、たらこのような魚卵も高い栄養価を誇ります。

栄養補給の手段としても、いくらは優れていると言えそうですね。

 

 

魚卵であるいくらは栄養豊富な食材です。

今回はいくらから摂れる栄養素の中でも、とくに注目したい3つの主要成分をチェックしましょう。

 

たんぱく質

筋肉や皮膚、髪の毛などの材料となる栄養素、たんぱく質。

シロサケのいくら100gからは、なんと32.6gものたんぱく質を摂取できます。

たんぱく質の摂取効率に優れている鶏むね肉でさえ、たんぱく質は100gあたり23.3g程度です。

もちろん、いくらは鶏むね肉のように頻繁に食べられるものではありませんが、それでもこの数値から、いくらの栄養価がいかに高いかが分かるでしょう。

 

ω-3系脂肪酸

歯を立てたときの、ねっとりした濃厚な味わいからも分かるように、いくらは脂質の豊富な食品でもあります。

100gあたりの脂質は15.6g。そのうち4.7gをω-3系脂肪酸が占めています。

ω-3系脂肪酸は必須脂肪酸のひとつであり、体内で作り出すことができない重要な栄養素。

とくに魚介類から摂取できるEPAやDHAには、血流を改善したり、脳の働きをサポートしたりする効果が期待されています。

サバやサンマなどの青魚にも含まれているωー3系脂肪酸ですが、熱に弱い特徴があり、焼いたり煮たりすると含有量が減ってしまいます。

その点、生で食べるイクラはωー3系脂肪酸の喪失が起こりにくいため、効率よく摂取できる点も魅力的ですね。

 

ビタミンD

ビタミンDは脂溶性ビタミンの一種。脂質が豊富なイクラにも多く含まれています。

ビタミンDは骨や歯の健康をサポートする栄養素です。

カルシウムの吸収を助ける働きがあるため、丈夫な骨組みを維持するために積極的に摂りたい栄養素ですね。

カルシウムは牛乳やヨーグルトのような乳製品のほか、サバ缶やししゃものような、骨ごと食べられる魚からも効率的に摂取できます。

これらのカルシウムを効率よく吸収するためにも、ビタミンDはいくらをはじめ、さまざまな食品から摂りたいものですね。

 

 

旬のいくらをおいしく安全に楽しむためには、いくつか注意したいポイントがあります。

 

購入後は早めに食べよう

いくらは加熱していない生ものの食材です。

傷みが早く、時間が経つと風味や食感が損なわれてしまいます。

購入後は冷蔵庫で保存し、できるだけ早く食べるようにしましょう。

 

おかわり自由の外食では食べ過ぎ注意

海鮮料理店では、いくら丼のかけ放題やおかわり自由などのサービスを売りにしているところもあります。

食べれば食べるほど得をすると考えてつい食べすぎてしまいがちですが、いくらは非常に栄養価の高い食材。

ゆえに高カロリーであり、食べすぎは太るもとになる点に注意が必要です。

生活習慣病の観点で注意したいのはコレステロール。

いくらの脂質にはωー3系脂肪酸が豊富ですが、コレステロールも多いことを覚えておきましょう。

コレステロールが気になる方はとくに、いくら丼の適量を心がけた方がよさそうですね。

もちろん、パスタのトッピングとして散らされたいくらを食べたり、お寿司のいくら軍艦を一皿食べたりする程度であれば気にする必要はありません。

旬の味覚、かつ鮮やかなオレンジ色の彩りとして、適度に楽しく味わいましょう。

 

 

秋の味覚の代表格であるいくらは、旬の時期ならではの弾力とコクのある濃厚な味わいが楽しめます。

温かいご飯にのせた贅沢な「いくら丼」や、お寿司、パスタのトッピングなど、楽しみ方も様々です。

栄養豊富、目にも楽しい旬のいくらを取り入れて、この季節だけの特別なおいしさを堪能してみましょう。

 

 

<参考文献>
文部科学省 | 日本食品標準成分表(八訂)増補2023年(食品成分データベース)

 

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