こんにちは!JouleLifeヘルスコーチ、管理栄養士の山本奈津子です。
先日の節分は124年ぶりに2月3日ではなく2月2日になり話題になりましたね。
さて、今回は節分の豆まきにも活躍した大豆の栄養素や加工品についてご紹介します。
大豆の栄養素
大豆は他の豆類に比べたんぱく質が豊富で、大豆の加工品である豆腐やおからなどはカロリーが低くアレンジもしやすいため、ダイエット食に良く使われますね。
他にも、ビタミンB群や鉄、カルシウム、食物繊維も豊富で栄養価が高いのが特徴です。
大豆そのものは消化があまりよくないため、大豆加工品の方が消化に負担をかけずに手軽に食べられます。
良質なたんぱく質
大豆は畑の肉と呼ばれるように良質なたんぱく質が豊富です。
9種類の必須アミノ酸をバランスよく含んでおり体内で効率よく利用されます。
女性に嬉しいイソフラボン
イソフラボンは女性ホルモンのエストロゲンに似た働きが期待されています。
更年期の女性や骨粗しょう症の人によいと言われ、抗酸化作用もあるので老化防止にも効果的です。
苦味成分サポニン
大豆のサポニンには毒性がなく、肝機能障害の改善、脂肪酸の酸化防止、老化や疲れの原因となる活性酸素の作用の抑制、肥満の予防などに効果的です。
大豆加工品
豆腐
大豆よりも消化が良く、木綿豆腐は栄養が圧縮されてたんぱく質・カルシウムが多く、絹ごし豆腐は、型で冷やし固めて作るため、水に溶けやすいビタミンなどが残っています。
豆腐には大豆含有量やにがり以外の凝固剤を使用しているものなど様々なものがあります。
豆腐を選ぶときは原材料表示をチェックし、大豆含有量が多く大豆とにがりのみでできているものがおすすめです。
(豆腐のカプレーゼ)
豆乳
大豆やおからと比べて、消化が良くイソフラボンやサポニンも豊富に含むため、血中コレステロール値を下げたり美肌効果が期待できます。
様々な味の豆乳も販売されていますが、健康やダイエットのために飲むなら無調整豆乳がおすすめです。
おから
おからは豆乳をしぼった残りですが、水分が少なく成分が圧縮されているため栄養価の高い食品です。
糖質代謝を促すビタミンB1や、便秘予防・改善に役立つ不溶性食物繊維が多く、骨や歯の強化に欠かせないカルシウムは豆乳より豊富です。
納豆
発酵させることにより大豆よりも消化・吸収がよくなります。
さらに栄養素が高まり、発酵により大豆にはない栄養素も含まれるのが特徴です。
脂肪代謝を促し代謝アップにつながるビタミンB2や、血管内にできる血栓を予防・融解する働きのあるナットウキナーゼ、骨の強度を高めるのに役立つビタミンKなどが豊富です。
大豆加工品はたんぱく質が多く、カロリーが低いだけではなく、糖質や脂質の代謝を促すビタミンが豊富で栄養価も高いため、ダイエットや美容にピッタリの食品です。
ぜひ毎日のお食事に取り入れてみてください。