こんにちは!JouleLifeヘルスコーチの山本奈津子です。
冬は空気が乾燥して、お肌の乾燥が気になりますが、実は冬には身体の中も乾燥・脱水状態になりやすいです。
今回は水分補給の重要性についてのお話です。
冬の脱水症状はどうして起こるのか?
空気の乾燥
冬はただでさえ空気が乾燥していることに加え、暖房機器などによりさらに湿度が下がるため、皮膚や粘膜、呼気から水分が失われてしまいます。
水分補給不足
夏のように汗をかくわけではなく、体感温度が低いと喉の渇きを感じにくくなるため水分摂取が減り水分不足を引き起こしやすくなります。
水の体内での働き
水は、人が食物から必要とするあらゆる栄養素を分解して、エネルギーに変換すること、不要なものを排出することに役立っています。
細胞機能の活性化
栄養素や酸素は水によって各細胞から出し入れされるため、水がなければ細胞は機能できなくなってしまいます。
体温調節
体温が上昇すると汗として蒸発させることで体の熱を放出し、体温を下げる手助けをしてくれています。
老廃物の排出
尿や汗により、老廃物を排出するのはもちろんですが、便も水がなければ排出できないため、老廃物の排出には水が不可欠といえます。
水分不足による不調
成人では体重の約60%が水分で、その10%が失われると健康が脅かされ、20%失われると死の危険が生じてしまいます。身近な症状では、頭痛や肥満、シミ・シワ、不眠なども体の水分不足により起こる不調の可能性があります。
正しい水分補給
1日に必要な水分は食事から摂れる水分・飲料合わせて約2Lと言われています。しかし、口からどれだけ水分をいれても、細胞に取り入れることができなければ意味がないため、正しい水分摂取が必要となります。
飲み物からの水分摂取
少量をこまめに補給することがポイントです。1回100ml~200mlが望ましいです。
大量の飲水は血漿浸透圧(ナトリウムやブドウ糖濃度)の急激な低下につながるため危険です。
食品からの水分摂取
水分含有量の多い、野菜や果物を積極的に取り入れることで、水分摂取量を増やすことができ、繊維質のおかげで水がゆっくり吸収されます。
また、栄養素も一緒に摂れるのでスムージーなどもおすすめです。
冬の乾燥対策としては、外側からのケアを優先しがちですが、正しい水分補給をして体の中からも乾燥を防ぎましょう。
また、細胞膜が固くなると細胞が脱水状態となり細胞内にゴミが溜まることにより、先ほどの不調につながってしまいます。
正しい水分摂取とともに細胞膜をやわらかくするアマニ油やえごま油に含まれるオメガ3を摂ることも意識しましょう。